その他詰め合わせ

□夢夢現
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夜も次の朝にかかる頃
ひかりは薬売りの腕の中でうっすらと目を覚ます。


夢なのか現実だったのか
あの後、とても温かく気持ちのいいことがあった気もするし、なかった気もする。


でも、布団一枚で薬売りと一緒に眠っているのは事実。


温かく、薬のほのかな香りに包まれながら彼の顔を見つめると、同時に薬売りも目を開けた。


何かあったのか、そう口を開こうとするひかりの唇に薬売りは人差し指で触れて


小さく、


「夢…ですよ。二人だけの…。」


そう言った。


fin
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