NARUTO
□"オアズケ,,
3ページ/3ページ
「キバじゃないかい!」
木の葉の門を無事くぐると、受付場にツメとハナがキバ達に声をかける。
「あ、母ちゃん?…今から任務か?」
「ああ。今から大名様の捜索任務さ。ハナと一緒の任務もなかなか無いだろ?ちょっと楽しみなんだよ!!」
ガハハと笑う母親に呆れる息子。
「…あら、アナタがひかりちゃんね。」
「あ、はい!!キバのお姉さんですよね?」
「はじめまして」と挨拶を交わすひかり。
「…いいから行こうぜひかり。」
凶悪な(キバにしては)女二人からめんどくさそうに逃げるようにしてひかりの腕を引っ張る。
「すーぐ帰って来るよ!キバ!!それまで楽しんでな!!」
大声でキバにセリフを投げかけるツメ。
「え?キバ!ちょっと家族ぐるみで私を虐待!?」
「オアズケはいつか解かないと犬は空腹で死んじまうんだよ!残念だったな!!」
「うぎゃあ゛ッ!!たーすーけーてー!!」
こうして犬塚家の甘い甘い恐怖に有り難く包み込まれたひかりでした。
「…ひかりちゃん、家の一族でやっていけるかしら?」
「大歓迎だね!!あたしも楽しみだよ…」
任務に出た犬塚家さんの黒笑が森に響いた。
終わり。