我が子の爆裂旅日記←
□二人の守護天使
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「50匹!」
洞窟に豪快に響く声。今まさゆきの地図15階でメタルキングを倒しまくる彼女こそ、旅芸人・さとである。
洞窟内のあちこちには、倒されたメタルキング達がうずくまっていた。彼女の一閃突きの精度の良さは、セントシュタインの町でも有名になっている。
揚げ句の果てには、「スナイパーさと」と、彼女は呼ばれるようになった。
「今日はこれくらいにするか…よし、リレ…」
洞窟から出る為に、リレミトをかけようとする、彼女の口が止まった。
洞窟の端に、倒されたメタルキングの山があった。
彼女より多い。
「まさか…」
彼女はそっと覗いた。