裏NOVEL
□be satisfied
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頬を少し染めたままリーマスが言えば、シリウスも負けじと言い出す。
「お前が可愛いから仕方ねぇんだよ。あれでも加減してヤってんだ」
「ホントにぃ〜?」
果てしなく続きそうな会話をヨソに、僕は少し考える。
周りにはそんな風に見えていたんだなぁ…と。
セブルスは素直じゃないし、無茶をしたらそれこそ拗ねて怒ってしまう。
それを楽しむのは常で……。壊れ物の様にセブを扱ったつもりはなかったんだけど…。
「でもまさか覗きに行く訳にもいかないしねぇ」
「吐け…ジェームズ。お前満足してんのか?」
「はっ?」
会話を聞いていなかった為に二人を見返す。
シリウスはくっと眉間に皺を寄せると、唸るように言葉を口にした。
「は?じゃねぇ。どうなんだよ?やっぱ合わせてんのか?」
「何でそんな事を知りたがるのさ?」
「単なる好奇心」
ああ…そうι
「別に普通さ。不満なんて無いし…」
そう答えて心に反対の感情が生まれる。
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