裏NOVEL
□Daring chronicle
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「シリウス…」
やけに甘ったるい声で名を呼ばれ、シリウスは喉を鳴らしてリーマスを見た。
上気した頬に潤んだ瞳。
期待を持たせるかの様に濡れた口唇は、紅い舌が舐めたから。
シャツの釦は外されていて、もじっと脚を擦り合わせてからリーマスは乞う様にシリウスに話し掛けた。
「あのね…シリウス。僕を──今すぐ抱いて…」
「……っ!」
「熱いから…君のソレが欲しいよ」
両手を床に付いて見上げる様に誘われる。
シリウスは身体が泡立つのを感じた。
マジ…効いてる?
つかリーマスの身体、大丈夫なのかよ!?
心に浮かぶのは少し時間を遡ったある出来事のワンシーン。それとどんどん沸き上がるリーマスへの欲情。
「ひくひくしてるの…はやく触ってっ」
立ち尽くすシリウスに近付き、リーマスはたもたしながらズボンのファスナーを引き下げる。
下着ごとずらして下肢を露にするとリーマスはシリウスのそれに指先で触れていた…。
膝立ちになったリーマスの中心は──見事に息づいていた。
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