裏NOVEL

□Daring chronicle
1ページ/15ページ


「シリウス…」

やけに甘ったるい声で名を呼ばれ、シリウスは喉を鳴らしてリーマスを見た。

上気した頬に潤んだ瞳。
期待を持たせるかの様に濡れた口唇は、紅い舌が舐めたから。

シャツの釦は外されていて、もじっと脚を擦り合わせてからリーマスは乞う様にシリウスに話し掛けた。




「あのね…シリウス。僕を──今すぐ抱いて…」

「……っ!」

「熱いから…君のソレが欲しいよ」

両手を床に付いて見上げる様に誘われる。
シリウスは身体が泡立つのを感じた。

マジ…効いてる?
つかリーマスの身体、大丈夫なのかよ!?

心に浮かぶのは少し時間を遡ったある出来事のワンシーン。それとどんどん沸き上がるリーマスへの欲情。

「ひくひくしてるの…はやく触ってっ」

立ち尽くすシリウスに近付き、リーマスはたもたしながらズボンのファスナーを引き下げる。
下着ごとずらして下肢を露にするとリーマスはシリウスのそれに指先で触れていた…。

膝立ちになったリーマスの中心は──見事に息づいていた。







_
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ