裏NOVEL
□眠り狼に悪戯を!
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「んっ…っ…ふぅっ」
甘い声が漏れそうなのを必死で我慢する姿はいいが…声は矢張聞きたい。
「我慢するなよ…声、俺以外に聞こえねぇから…」
優しく声を掛け、荒い息遣いで髪を梳き上げて額に接吻ける。
くんっと腰を揺らせばリーマスは握ったシーツを更に引き寄せ、堪える様に眉を顰めた。
「やぁ…あっ!」
喉を鳴らして身体を反らしきゅっと中を締め付けてくる。
「っ!リーマス…それもいいが…」
不意を付かれてヤバかったが…俺は逃げ腰を捕まえて休止していた動きを再開した。
欠伸を咬み殺して談話室のソファーに腰掛けるリーマスに俺はチラリと視線をやった。
疲れて眠いなら部屋に帰ればいいのに…さっきからたまに船を漕ぎながら俺の傍にいる。
「リーマス…もうベッドに入れよ」
「ん…でも、まだ─ふぁ〜─へい、き…」
眠た気に返された言葉とは裏腹に、身体は睡眠モードに切り変わっている様に思う。
首がしなり前に倒れてしまいそうだ。
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