☆キリリク物☆

□水城様
1ページ/1ページ

「……すぅ…」
キラの規則正しい寝息が、アスランの唇によって塞がれる。
「ん…」
アスランの顔が離れていくと同時に、キラの瞳も光を取り込む。

「アスラン…?」
「おはよ…」
アスランは爽やかな笑みで何もなかったかの様にキラへ挨拶をする。
「キラがあまりに起きないものだから目覚めのキスしてみた。」
「!…///」
赤くなっているキラを見て、可愛いと思い、思わず笑ってしまうアスラン。
「アスランッ!!」
「わかんなかった?」
その内、キラはプゥと膨れてしまった。
そのキラの頬を、アスランが指で押す。
「ぶぅ……」

「好きだよ…キラ」
目だけ、アスランの方を見る。
「……」
「??…」
しばらく反応は返ってこなかったが、アスランがキラの喋るのを待ち、見つめていると…
「僕も…好き。アスラン」
そう言って、アスランに抱きつく。
少々、驚いたアスランだが、キラをしっかりと抱き締め返す。
「キラって以外に大胆…」
「……」
「キラ…?」
何時もならバカァッと言って平手が飛んでくるはずが、反応が無い。
「寝てるし」
こんな場面で寝るのもキラ独特というか、キラならでわだ。


「いつか結婚しようね。」
アスランはキラの頬にかかっている髪を耳に掛けると頬に軽くキスをする
「…うん!」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「アスラン!さっきいい夢みちゃった。」
幸せそうに話しているキラを見て、アスランもニコリとほほ笑み続きを促す。
「夢なのに…現実みたいに感じた。」
「どんな夢?」
「アスランにプロポーズされる夢。…だったら良かったのになぁ」
ガッカリしたように頭を下げて言うキラ。
「そんなにガッカリしないでキラ。」
「え?」
よそう以外のことばにキラは頭を上げる。

「夢じゃないから…結婚しよう?」
そのことばを聞いた瞬間に、キラの顔が嬉しそうになる。
「うん!アスラン大好きぃっ!!」

        END
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ