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『カレンさんか!
アタシと一緒に此処から出ましょう!!!』

「!!ふふっ無駄よ。」カレン

『むっ!何でさ!!』

「今まで何人もの女がそうやって言ってたもの。でもだれ一人出れた子は居ないわ。だから貴女も無理なのよ!」カレン


『でたよ!でた!そうやってやってもないのに初めから諦めてやらないパターン!
その人達はその人達!アタシはアタシだもん!
アタシは死んでも帰らなきゃ!
帰って彼にアタシの気持ちを伝えなきゃいけないんだ!!』

アタシは能力者なんだ。
なんとかしてみせる!


「貴女………!?」カレン

『?』


<キイィィィ>

「やあやあマイハニー達!今日もなんてみすぼらしいんだ!!!目も当てられないよ!」王子

『え〜〜、コイツが王子?』


うわぁ!
いや、顔はさっイケメンだったよ!うん。
文句なしのイケメンだよ!

けど、なんてゆーかそのー


全体的ななんか無理なんだよなー
ナルシーだし。


「おっと!
君は新しく入った新入りちゃん!」王子


『うっわ!えーっと、キャー王子様が目の前にいらっしゃるわーーー!』


よし!
チャンスは今しかない!


「君は僕の素晴らしさが解るようだね!」王子

『勿論ですー!アタシ、あの男に付きまとわれてて、助けて頂いてありがとうございますー!』

「!?」カレン

「そうか、あの男そうだったのか、どっかで見たことあると思っていたが、」王子

うげ!そうじゃん!ローの奴賞金首じゃん!
でも幸いにも気付いてないし!


『あーそうなんですか?もう関係の無い話でしょう!』

「ま、そうだな!
それより君は気に入ったよ!おい君!彼女の錠を外してやれ!今日は君にしよう。」王子

「はっ!」兵士


うわ!ラッキー!

「さあ!行こうか!!」王子

『はい!!』


<パチン>

「ん?今のは?」王子

『いえ!何でも!あは!』




幻覚幻覚!幻覚幻覚!!!
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