BLUE*CAFE
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「だーーはっはははっは!!
お前最高!!本気かよ!!あー焦った!!」エース
『ちょっと!!
何がおかし<ぎゅう>!?
え、あ、エース……さん?』
「俺は……海賊王の息子だ。」エース
『え………、』
「世間は俺が生きてる事を望んじゃいねぇ。海賊王の息子は生きてる価値がねーだとか散々言われてきた。
だから俺は……海賊王であるアイツが嫌いだ。<ぎゅう>」エース
エースそうだったんだ。
なんだろ貴重な事聞いたんじゃないだろうか…
<ぎゅうぎゅう>
「!?」エース
『そう、だったんだ……。
でも残念ながらエースさん。
アタシエースさんが海賊王の息子だって聞いてめっちゃ嬉しいんだけど!!』
「!!?」エース
『そもそも海賊である以上敵なんていない方がおかしいんですよ!
良いじゃないですか言わせとけば!
もう胸張って生きましょ!!アタシ海賊王の息子だからって嫌いになったりしませんよ!むしろとことん最後までエースさんのファンでいてやりますから!!!さっき言ったことに偽りはありません!!』
「っ!、サンキューりこ。
ホントに連れて行きてえ。」エース
『!あ、嬉しいですけどそれは駄目ですよ!アタシローに命捧げたんで!ハートの誇りをかけて生きてますから!
でもエースさんとはお友達になりたいです!』
「!!そーか、残念!
つーかもう友達だろ?呼び捨てで呼べよ。」エース
『いいの!?やったーーー!!』
やったーーーやったーーー!
にしてもエースが海賊王の息子だったとは……
本気でヤバい嬉しいよ!
あーサイン貰おうかなー
いやまてまて、もし貰ったとして部屋に飾ろうもんならローにまたぐしゃぐしゃにして捨てられるんだろーな。
いや、前に内緒でベポくんの部屋に飾ってたらどっから嗅ぎ付けたのかローにバレてビリビリにされたからね!
そんで何故かシャチがばらされてたけど…
まぁ友達になれたしいっか!!!
「じゃあ俺はそろそろいくぜ!
りこ、お前にこれをやるよ。」エース
『え、もういくの?
これは?』
「それをしっかりもってろ。
また何処かで会えるように肌身離さずもってろ!いーな!」エース
『う、うん!わかった!!』
ただの紙に見えるけど……
<ススッ、ズズ、>
『!?』
う、動いた!?
え、何何!?
「お前ビブルカード知らねぇみたいだな!
これは離れている間も相手が何処にいるかわかるしろもんだ!
困った事があればこの紙の動く方へこい!俺がいるからな!」エース
『え、これアタシが貰っていいの?』
「ああ。お前がいーんだよ。
つーか無くすなよ!あとアイツには内緒でな!!」エース
『アイツ?』
「外科医だ。アイツに見つかると捨てられるかもしれねーだろ?」エース
たーしかにーーー
『わかった!!』
「絶対だぞ!
悪かったな折角の食事台無しにしちまって!
このまま真っ直ぐ帰れば町に出れるぞ。
気をつけろよ。
また会おうぜ!」エース
『うん!!また!エースも気をつけてね!』
いつまでも手を振ってくれてたけど行っちゃった
ビブルカード………か
これもしかしたらエースがルフィにあげた紙とおんなじもんなんかな……
だとしたらアタシすごくない!?
ふふっ嬉しいなー
大事に隠しとかなきゃ。
さて、そろそろ戻るかな。