Say!You!

□幼子のように
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時刻は昼過ぎ。

ルイの作った美味しい昼ごはんに舌鼓を打った後。

ベランダの窓からはポカポカと暖かな日差しが差し込んでいる。

そこで伸びている家の猫。

仕事のことも気にしないでノンビリしていると隣に座っていたルイが欠伸をした。



「眠くなった?」

「うん…。にゃーさん、気持ち良さそうなんだもん…。」

「そうだな。…じゃあ、昼寝しようか!」

「うん!」



俺は寝室からタオルケットも引っ張り出してきてにゃーさんを起こさないようにルイと一緒にそれに包まった。

フローリングの床が少し痛いがあまり気にならない。



「ほら、ルイ。」

「…うん。」



ルイをもう少し近くに寄せてまだ眠れないのか話をしているとルイは何時の間にか眠りについていた。

丸まって眠っているルイはまるで小さな子供のよう。

俺もだんだんと眠くなって瞼が下りていった。



たまにはこんな日もいいんじゃないか。


難しいことに捕らわれずに何も考えない。

無邪気な子供のように眠る日も…。



幼子のように





―END―



―カシャッ


「ん?」


カメラの音がして目を覚ますと誰かが俺たちを見下ろしていた。



「貴重な神谷さんゲット〜♪ルイちゃん、寝顔可愛いな〜…。」

「お、小野ッ!何で此処に!?」

「チャイム鳴らしても返事ないし、玄関開いてて泥棒!?とか思って入ってきたらお昼寝中でしたwwww」



今度寝るときはしっかり部屋の鍵を閉めてからにしよう…。







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