前の中途半端に終わったんで、
その続き。

間が空きました・・あわわ

エロないけど、ちょっと血があったり。です^^・・










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灰原は何か、叫んでいたが、


俺は振り返らなかった・・・・


あの時、俺は灰原の手をほどいた


それが後々、大変なことに・・・




俺は気づかなかった








「殺されに来たのか・・ふん、面倒くさいな、
まぁいいか、相手してやるか」

フードの奴が、前へ出た



俺は先ほどのカウンターを警戒して・・・
ます、相手に手を出させて・・と考えている間に、




片腹に蹴りを受けた・・・

早い、しかも重い蹴り、
なんとかガードしたが、重い。

見た目は、フードの男は
灰原とガタイは同じくらい・・

アイツくらいの強さ・・それか少し上?とでも見くびっていた。



連続で、腹から、下段、蹴りが続く、
猛攻で、足元がもたない、



蹴りのモーションになんとか合わせ
懐に入る、

渾身の力で・・拳を、フードの男の、顔に撃つ、
モロに入った。歯を折ったか?


「ぐっ・・がばっ」


俺の腹に・・肋骨をいかれた・・・折れた



膝が・・俺の腹に入る


カウンター・・・・





めりこんだ・・肋骨が・・奥に・・軋む







駄目だ・・勝てる・・気がしない、



相手は・・何かのプロ?か・・


「やるね・・でも、素人」

ぺっと、血の反吐と、歯がコロッ・・と転がる



「そろそろ本気でいいかな。全員で行くか
滅茶苦茶にしてやるわ」



他の北中の奴は・・ナイフを取り出した




フードの打撃が・・俺の折れてる腹に何度も、殴る・・蹴る











「ひああああっ・・・うわぇああああ!!俺は・・しらねぇ」
高木がその場を離れた


俺と、フードがやりあう中で・・・

高木は逃げ出していた




俺・・一人か







意識が朦朧としてきた。


頭にも殴られて・・気が遠く薄れていく・・・











ここで・・死ぬのか。高木も逃げて・・・
俺、何やってんのかな


一人ぼっちじゃねーか











削られるように、殴られて
俺・・もうここまで・・命か・・






意識を手放そうとした・・そのとき




あいつらの猛攻が途絶えた・・??












身体の上に・・なんかぬるい温度を感じた。
何だ・・・?





それは上からドロリと、伝う感覚



赤い・・・血。



俺の血か?・・・そうじゃなかった





俺の上に誰か覆いかぶさってる







「あ・・・お前・・来て・・くれたのか・・

・・・灰・・」



目がハッキリしてきた。なんとか視界が晴れてきた


その目で見たのは



灰原が俺に覆いかぶさって・・血だらけだった



身体じゅうが、切り刻まれ・・顔、が血で見えない。




「・・・・なんで・・どうして灰原・・が?」














































「くっ・・・番・・空・・生きて・・んのか? ・・クソっ・・何で俺・・がこんな目に・・
合わなきゃなんね・・ん・だ・・・」






「番空・・お前を絶対・・許さねぇ・・・」








そのまま灰原は意識を失った















俺たちは病院へ搬送された


俺は
肋骨が5本ほど折れて、内臓に刺さりそうに
なっていたが、
なんとか命には及ばなかった





だが灰原の方は違った



別の病院へ、移送されて
緊急手術と、その後、集中治療室に入れられて
面会謝絶だったらしい


なんとか、灰原は命を取り留めたらしいが、
脳への後遺症が残るかもしれない・・らしい。


体中が、へし折られ、
傷も何針も縫われ






生きていたのが・・不思議だったらしい


















俺は自分が退院したので、灰原の入院する病院にいったが

面会はできなかった











あとで俺たちを目撃した、三津田がこう言っていた。


灰原が俺を守って、倒れた俺をかばって
殴られて、切り刻まれた・・と。




三津田が警察を呼んで、来た頃には、あいつらは逃げて


北中の奴はパクられたらしいけど、
フードの男は行方が分からないらしい




高木のほうは、家裁で保護処分と、聞いた。










俺は、何度も何度も
灰原に・・面会に行ったが
断りつづけられて



合えなかった。携帯も出ない、メールも返信なし




そうしているうちに、





灰原は退院して、学校へ暫くこなかった



俺は高木も、灰原もいない・・
そんな残りの・・学園生活だった







そして会ったのが、卒業式だった







灰原が・・やってきた。





松葉杖ついていた、

久しぶりに、見た灰原は・・ずいぶん雰囲気が違った







近寄りがたい





だけど、俺は久しぶりに会う、あいつが
すごく嬉しくて、思わず以前みたいに、
駆け寄った




「灰原ーーーっ、お前・・俺・・お前の事が・・心配でさ、
すごく・・逢いたかった、灰原・・」



肩に触れようとした瞬間



「触るな!・・番空っ・・てめぇ、
目障りだ消えろ・・・」





「・・何いってんだ・・灰原っ・・?」






「最後だからな。卒上証書取りに
学校に来ただけだ・・お前の顔・・なんて見たくねぇ」




「・・・・どうしたん・・だよ。俺は・・
お前に・・逢いたくて、あと・・」



「あの喧嘩の・・時、お前が・・灰原が・・いなきゃ
俺・・死んでた。ここに・・いなかったかも知れないんだぜ・・・」



「死んでりゃ、良かったのに・・・」


「なんだよ・・・それ」


「俺が・・死にそうになったんだよ・・お前のせいでな!」


灰原の方が・・正論だった
何も言い返せないまま。





暫くの沈黙の後・・

いきなり胸倉を掴まれた
そのまま引き寄せて、

俺と灰原の間が、近くなった

でも前みたいな甘さはまったく、無くなった
真逆。
凍るような目つきで、俺の心を射抜く


掴んだ腕がそのまま上に、引き上げられる



「うっ・・ぐ、苦し・・っ」

抵抗できない
今のコイツに
灰原に
何も出来ない・・・

絞り出すように、重く
灰原は凄む



「俺は・・自分の甘さとか、馬鹿さに、気づいたよ。そしてお前に裏切られた。
そしてこのザマだ。」


まるで自分自身に、念を押すように、
重く・・


俺を助けたせいで、
灰原の命が危うい状況で・・

俺はその事の重大ささえ、
気が付かないで・・


俺が「あの時」手を離さなければ
「こんなこと」にはならなかったのに


途端身体が震え出す

(灰原が死んでいたら?)





「あの時・・・俺の手を離した・・番空・・お前は
絶対に許さねぇ」


俺はただ、灰原を

見つめ返すしか
なかった



何も言えない




頬になにか流れた

涙みたいなものが
勝手に・・




それ、俺の涙を見て、
灰原は、一瞬
鋭い目つきが緩んだ気がした。


気がしたせい?か


ほんの一瞬だった



また目に鋭い光を宿し、



胸倉を掴んでいた、右手が
乱暴に放たれた


俺は後方に、よろめく




「・・・灰原・・・」



言いたい事、伝えたい事があるのに
沢山あるのに、俺は何も言えない


言う資格すらない



去り際に、
灰原が言い放つ





「今度逢ったら・・お前を殺してやるから覚悟してろ」









そうして
長い時が

二人を分かつ





散る桜だけが、ただ見送った













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言う訳・・(どういうわけよw)でとりあえず1部完・・・?
甘々終わり


続きは高校生・・あたり。

やっと本編描ける・・・という所。
長いわw


幸せクラッシャーした所で
次は鬼畜編に・・続きます〜
これ本編?エエ?

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