メモ帳

夢のネタなど
◆進撃 兵長! 


主人公?は兵長の部下(男) 戦闘中に死亡
密かに鬱々としている兵長 トリップか死後トリップ
トリップ先の世界で部下にそっくりな主人公(女)に会う


目を覚ましたリヴァイは、はじめ、自分が一体どこにいるのか分からなかった。
視界の先には、木製の天井と、少し目を横にずらすと窓枠の一部が見える。薄い布のカーテンの向こうから、穏やかな日の光が射し込み、風がひらりとカーテンを揺らした。
静かな部屋だ。風の音と、葉が揺れる音、かすかに高い鳥の声。穏やかな空気に、知らず知らず深く息をついた。

ここはどこだろう。調査兵団の施設ではないようだ。
今思えば、少しばかり寝ぼけていたのだろう。そう思いながらうとうとと目を閉じていると、ガチャリとドアが鳴る音がした。

リヴァイはとっさに全身の筋肉を跳ね上げさせ、体を起こしたが、途端に走る激痛に息を詰まらせた。
ぼんやりと霞む視界に、駆け寄ってくる人の脚が見える。
これも寝ぼけていたのだろう、勢いよく横に降った腕を掴まれて、もはや動く気にならず、身動きが取れなくなった。

「なにやってんだよ…!まだ動かないで」
「…ここは」
「ここ?ーーーの私の家だよ。包帯、代えるよ」

地名はあまりうまく聞き取れなかった。ただ、少しばかり低い女の声に、聞きなれた響きがあるなとぼんやり考える。
ひんやりとした手が髪をかきあげ、濡れた柔らかいものがゆっくりと肌を撫でる。

「熱がある。ぼーっとするでしょ?薬湯があるから飲んで」

リヴァイは、そう言う女の顔から目が離せなくなった。
意思の強そうな太い眉。穏やかな目。たしなめるように響く声。
それは、かつて失った、死体さえも見送ることもできなかった部下の姿、そのままであった。



主人公(女)は部下の生まれ変わりではないので、部下としての記憶はない。
外見のこともあり、相性が良かったのでわりとすぐに兵長と仲良くなる。
わりと良い感じになってから、そっくりな部下のことを聞いて「この人はホモなのだろうか」と悩む。
みたいなは話が書きたいです

2013/07/08(Mon) 00:00 

◆pkmn ノボリ 



「大事なお話があります」


そう言って呼び止められた廊下の片隅、わたしはノボリさんの仏頂面をじっと見上げた。
なんだかいつもより五割増しで、表情が堅い。
リストラ宣告かと身構えたが、ノボリさんは


「わたくし、個人的にお付き合いしている女性が、いないのでございます」

「…へえ…」


わたしは曖昧に頷いて、それではと頭を下げた。
しかし、踵を返そうとした瞬間、がしっと後ろから手を掴まれた。


「そっそれだけでございますか!?」

「え…早く彼女さん出来るといいですね」

「…あっあと約一月、ありますよ!!?」

「はあ?」


あと約一月経ったら二月の中旬だ。
受験シーズン真っ只中だが、わたしたちは社会人なので関係ない。


「ボス、大学受験するんですか?」


やけに必死な顔のボスの目に、じわっと涙が滲んだ気がした。






*2月はバレンタイン。

2012/01/22(Sun) 00:00 

◆転生な話 

(海賊のつもりだけどキャラは出てこないよ)


物心ついた頃から、時々、不可思議な記憶が蘇ることがある。


それはコンクリートや、セメントや、金属やガラスでつくられた大都市だったり、
車窓から身を乗りだして、はしゃぎながら携帯で写真を撮った、ガードレール越しの海だったり、
数人の友達と、プリクラを撮り、ゲームをして遊んだ繁華街だったりする。


―――それはきっと、前世の記憶というものだろう。


いつだったか、精神的な疾患を抱えた男の物語を読んで、私はそう思った。
そして覚えのない記憶の正体に苦悩し、人々の輪から外れていく男の姿を見て、私はこの記憶について口外しないことに決めたのだ。




その前世の記憶だが、かなり詳細なところまでそっくり私に受け継がれていた。

たとえば、知識。
前世の環境と違い、私の故郷には義務教育制度というものがない。
知識は求めるもののみ、自ら学ぶものだ。
私は別にすごく頭が良いというほどでもなかったが、前世で得た知識がもともと備わっていたので、村では秀才扱いだった。

ただ、それが役立つかは別の話だ。
前世で常々存在価値を疑っていた数々の数式や古文の活用は、やはり使う機会はないものだったらしい。
それでも、時々役に立つこともあるので、まあよかったなと思う。




*いつか書きたいな…

2012/01/11(Wed) 00:00 

◆某CMルフィ 



今日買ってきたばかりの携帯電話は、家に帰るなりこう言った。

「腹へった!!」
「え、ええ?」

さっきいっぱい充電してもらってたはずなんだけどなあ。
そう思いながら充電器をあげると、がぶっと噛みついた

バチッ!
「え!?」

瞬間、急に部屋が真っ暗になった。
今の音、ブレーカーだろうか。
慌てていると、携帯の目が明るく光った。


「わりぃ、食い過ぎた」
「えええ」


この携帯、燃費が悪すぎる。

2011/10/25(Tue) 00:00 

◆海賊小話 




「誰か、誰か!あれを捕えなさい!…あっ!こらっ」


ある王宮に、似つかわしくない怒声が響いた。姫の部屋からだ。
見張りの者が慌てて姫の部屋に飛び込むと、そこには開け放たれた窓の前で、こちらに背を向けて姫が立っている。


「姫っ!ご無事で…」


そう言いながら近づこうとした若い兵士の足元に、びしゃんと音を立てて何かが打ち付けられる。
姫が振り下ろした銀の鞭だった。

姫は顔を真っ赤にしながら、ぶるぶると震えていた。もちろん、怒りにだ。


「あの骨おばけ…!わたくしに下着を見せろ、などと!税金も納めていない無法者に、わたくしの下着を見せる義理などありませんわ!ねえっ!」
「あ、はい…」
「ああ憎らしいっ」


きいと声を上げ、姫が振り回した鞭が窓のガラスを叩き割る。姫の長いドレスの裾がふわっと揺れた。
税金を納めていたら見せてくれるのかと思ったが、もちろん聞けなかった。




*お姫様とブルック。いつかちゃんと書きたい。

2011/06/14(Tue) 00:00 

◆モリア様とinスリラーバーク 



じょきーん


「ぎゃあっ」


モリアさまが珍しく起きていたから声をかけたら、急に影を獲られた。なんだこの仕打ちは。
しかしこれが初めてでもないので、私は踏ん張って意識を保った。
めちゃくちゃ上の方にあるモリアのやろ、モリアさまのご尊顔を睨むと、きししと笑っている。


「…な、なにしやが、なにするんすかっ!」
「キシシシ、抱き枕に入れるんだ」
「はぁっ!?」
「キシシ。じゃあな、寝る。あ、飯食ったから片付けとけ」


追いかけて、とびげりの一つも食らわせたかったが、かなしいかなそこまでの力はない。
私はぐったりと床に膝をつき、本当に寝室に入っていったモリアさまを見送った。




*一緒に寝たかったけど潰しかねないから妥協したモリア様。影獲る効果音どんなでしたっけ?適当です。

2011/06/03(Fri) 00:00 

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