aph novel
□大航海
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〜数時間前〜
「イーギーリースー!!」
アメリカはドアをバンバンと叩く。
横にはチャイムがあるとゆうのに。
「さむいよイギリスー!!」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン…
「うるせーっ!!!!!」
やっと出てきたイギリスは、息を荒くしながら怒気をあらわにさせている。
「お前はなんでチャイムあんのにならさねぇんだよっ!!お前の馬鹿力じゃドア壊れんだろぅがっ!!!」
「だって君が遅いからだろぉ〜。
遊びにこいって誘ったのに客を待たせちゃ駄目だろイギリス〜」
「ぅ、うるせぇなっ!もうとっとと入れよっ!」
悪態をつきながらイギリスは家の中へと促した。
俺は片眉を上げながら、笑ってるのか困ってるのか、わからないような顔をしながらお邪魔した。
「待ってろ、もうすぐスコーン焼けるからな」
「いらないんだぞっ☆」
と、即答した。
「なんでだよっ!!」
イギリスは涙目でショックを受けたような顔をした。
「だって君の料理×××みたいな味がするんだぞ」
「てめぇ!!人の作った料理を×××とか言うんじゃねぇっ!!!」
イギリスが、キッチンにあった黒い瓶を引っ掴み、キャップを開けた。
それはイギリスで有名な、
マーマイト。
「これでも食らえばかぁあぁああっ!!」
「ぎゃああああっ!!!それだけは勘弁なんだぞぉおっ!!!」
こうしてイギリスとアメリカのおいかけっこが始まったのである。