三國無双
□前永日
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死んだ様な静寂の中では、確かに、こんなにも近い。
もしかしたら、
其れは遠いのかもしれない。
溶かす事が出来るのかもしれない。
其の様な、自分ばかりが温い空想すら最早、無何であると。
耳朶を打つのは色褪せた水の音。
ああ。
其れは同時に、然様為らと?
朝霧の立ちこめる江の如く曖昧ながら、何れ必ず来るのだ。
束の間の静けさ、果てる迄には。
了
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