三國無双

□丈比
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「あ」

小さな叫び声と何かが落下した音に、思わず周瑜は顔を上げた。
見ると、軍議で使用する為に掛けた地図を落とした様である。

「申し訳ありません、騒がしくしてしまって」

「否、構わぬ」

書に目を戻そうとしたが、もしやと思い彼を眺める事にした。

外すことは容易であっても、もう一度戻す事は難易であるというものは割合多い。
彼もまた、軸を掛け直そうと精一杯伸びるものの、後一歩のところで杭には掛からず。


「・・・・・」



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