歌声
□紅い蝶
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声が枯れるくらい叫ぶ
君の名をずっと
「大好きだよ」のその言葉鎖をつけて
浮かんだんだ
昨日の泣いた夜が
君の苦しく歪んだ顔が
憎しみ嫉妬押しつけて
君の白い首に手をかけてた
その痕はまるで紅い蝶のよう
声が枯れても叫んだ
君の名恋しくなって
「愛してる」さえも重りになってた
紅い蝶は
君の首で
ただ色鮮やかに
美しく色を飾る
僕のありったけの感情を
ただ君に押しつけてた
その証は「僕のモノ」
声が枯れたくらいに
狂ったように君を呼ぶ
狂うくらいに君が好きだよ
誰も見ないで
僕だけ見ててよ
君の歪んだ顔も全部全部
大好きだよ