長い夢
□標的1
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―教室―
京子達と教室に入ると、すでに何人かの生徒は席に着いていた。
その中にはツナの姿もある。
座席を確認すると、ツナの隣だった。
『(ツナの隣!?仲良くしたかったから好都合だけど、リボーンには気をつけなきゃな…。)』
朔は京子達とまた後で話そうと約束をし、自分の席であるツナの隣に座った。
『席、隣だな。』
「!?あっ、うんそうだね。」
いきなり話かけられて驚いたようだ。
『俺、夜那架朔。君は?』
「俺は、沢田綱吉好きに呼んでいいよ。皆はダメツナって呼ぶけど…。」
ツナは少し遠い目をしていた。
『(皆はまだ知らないだけでツナはダメツナなんかじゃない。)
んじゃ、ツナか綱吉って呼ぶから。』
「な、何で二つ!?」
戻ってきたようだ。
『ん?その時の気分で(笑)あ、俺の事朔って呼べよ。』
「分かった、よろしく朔。」
『こちらこそよろしくツナ。』
そう言いながら朔が笑うとツナは顔を赤くした。
『顔、赤いけど大丈夫か?(さっきも言ったな)』
「だっ、大丈夫!///何でもないから!」
『それならいいけど。さっきも顔赤い子いたし、風邪かもしれないか気をつけろよ。』
「うん。(やっぱり、赤くならない方がおかしいよ…)」
朔は自分の容姿を自覚していないようだ。
Fin
→あとがき