捧げもの

□ハロウィンの魔法
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ハロウィン当日

結局ハリーの恋人に関しての情報が手に入らず、闘志を燃やし続けていた生徒達にも疲れが見え始めていた。
が、あるものを見つけ、一斉に生気が戻る。
今の今まで何も聞かされていなかったロンまでも驚いたように眼を見開かせていた。
もっとも・・彼が目を奪われていたのは隣にいる彼女の姿かもしれないが。
魔法で作られた蝙蝠や本物の蝙蝠が入り混じりながら飛び交い、立食パーティーのように机が並び・・・中央だけ開けた会場となっている・・・。

その様子にハリーはあまり思い出したくないようなパーティーを思い出してしまった。ため息をこぼし、自分の姿をもう一度見る。

「ねぇハーマイオニー・・・。変じゃない?」
「大丈夫大丈夫。とっても可愛いわよハリーv。絶対ハリーの恋人も惚れ直しちゃうと思うわ♪」
「・・・・いろんな意味で暴走しなきゃいいんだけど・・・。」
「一応・・・半世紀は生きているんだし。大丈夫よ!理性くらい制御できるはずよ。」
絶対無理と、口には出さずハリーはため息と供に吐き出した。
(様々な意味で暴走なんかされたら・・・・ホグワーツが危ない・・・。)
大広間に入ったとたん、突き刺さる視線視線。
それもそのはず・・ハリーが仮装しているのは茶色のワンピースに白いエプロン。
頭には三角巾までかぶっている。
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