捧げもの
□ハロウィンの魔法
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新学期が始まって最初の大イベント
それがハロウィンだ。
そのハロウィンを一週間と望んだある日・・・突如として掲示板に貼られた紙に誰もが立ち止まり、読み終えると同時に歓声が上がる。
朝食のため急いでいる2人はあまりの人だかりに近づけず、先に入っているハーマイオニーに聞く事にした。
「あら。読んでないのね。まぁあれだけの人ですもの読むのは大変よね。」
「何があったの?フレッドとかジョージはすっごく嬉しそうな笑みを浮かべているけど・・・。」
「ダンブルドア校長もなんか楽しそうだし。」
不安げに辺りを見やる生徒は少なくもない。近くの友人を捕まえては何があったのかを聞いている。
「今年のハロウィンは全校生徒、仮装パーティーなんですって!だからこれから一週間、その準備のために授業が早く終わるのよ。それと一人だけなら家族や知人を呼んでもいいんですって。そう書いてあったわ。」
「うわ〜〜!さっすがダンブルドア校長先生!!毎年驚いてばかりだよ!!」
授業が早く終わると聞いたロンは嬉しさのあまりガッツポーズを取っている。