捧げもの

□赤ずきんハリー
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昔々、ある山の麓。ホグワーツ村のこと。
そこには村一番の可愛い男の子がおりました。
赤い頭巾姿から赤ずきんちゃんと呼ばれておりました。

赤ずきんちゃんはこれから病弱な先生をお見舞いにと、家を出ようと、お出かけ用のひらひらとしたローブを着、その姿はいつも以上に愛らしいものでした。
「ハリー。ルーピンの下に行くのならばこれをもっていきなさい。」
呼び止められ、隣人もとい恋人のスネイプに赤ずきんのハリーは呼び止められバスケットを持たされました。
中にはしっかりと蓋をされたゴブレットと、かっちかちのチョコレート。

「有難うセブルス♪」
無邪気なハリーはニッコリと微笑み御礼を言いました。
その笑顔と愛らしい姿に今すぐにでも寝室に連れて行きたいのを我慢し、スネイプはハリーを見送りました。
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