捧げもの

□晴天なり
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「でもまぁムーニーも監督生に選ばれているくらいだし、頭いいのにね。」
「ちょっと様子見に行ってくるな。そろそろ夕食が近いし。」
「あの手紙…最近は夜も曇りで月も見れないから月影なんていわれてもねぇ。
大体逆だと思うし。」
にやりと悪戯を企むときの顔になると、ジェームズは楽しそうに目を細めた。
「まさか…。あの手紙の差出人知ってるのか?」
「ん〜。大体わかるじゃないか。でもまぁ思い切った手紙だと思うよ。うん。」

“でも、わからないのなら絶対に教えないよ♪”

っと言われシリウスはやれやれと肩をすくめ、廊下に出る。
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