短編

□盗聴はダメ
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「…だ…っ…い…。」
そろそろ聞こえ始めてきたか・・。
扉のすぐ側でこのくらいという事は奥の部屋に?
普通に考えて奥は寝室。

「せ…い…た…んぁ…」
もう一人別の声が聞こえ、思わずかたまってしまった…。
声だけでは全然わからない。
勇気を出してもう一歩前に進む。扉はもう目の前に迫りつつある。
「先生…そんなに激しくやられると…。」
「用事でもあったのか?」
「明日ホグズミードでクリスマスのプレゼントを…。あ…ん、、、ふ…」
「ほう、奇遇だな。私も行こうと思っていたところだ。」
あのスネイプ先生が私!?まさか聞き間違えじゃあないだろうな…。

第一に先生って…相手は生徒!?他の寮生間では嫌われていると噂が合ったのに…。一体誰だ?
「ほっ本当?」
「あぁ。いくか?ただしダイアゴン横町に一泊したほうがいいかもな。他の生徒に見られる。」
一泊…。ふっ、僕もまだまだ子供だな。すこし刺激が強いようだ。

「先生と僕は公に出来ないもんね。」
ぼっぼっぼっぼっ僕!???あのスネイプ先生が…
男子生徒と…。あっ頭が痛い。
「…会話は後にするか?もうお前のここは震えているぞ?」
「だって…先生の…中で熱いんだもん…。」
「じゃあ動くぞ。」
…。もしかしてかなりまずい時に来た?
思わず聞いていられなくなって耳から外したけど…。
外してわかったこと、それは外していても微妙に聞こえる事。

おっ音が…。ん?誰か来る。とっさに開いている教室に飛び込んだ。
どっかで聞いた事のあるような…。
よし。覗いてしまえ。扉から廊下を窺うと…あれはマクゴナガル。

「スネイプ先生、マクゴナガルです。
…そこにいる生徒の友人がここ数日その子を見ていないと
心配になっておりましたよ!!!いくら校長が許したとしても…。
まだ生徒が廊下にいるかもしれない時間にその…
抱くのはやめていただきましょう!!!!!!!」
ダンブルドア公認…。しかもマクゴナガルという事は相手の生徒は
マグル贔屓が多いグリフィンドール生。
よりによってあいつ等の内の誰かなのかよ!!!!!!
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