poem

□Room2
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【Traum】





星たちが輝く夜空を見上げ
そっと瞳を閉じる

その空を心に浮かべ
ゆっくりと 夢を見る
暗闇に光る沢山の星たち

その中に ひときは輝く
星を見つけた
光は
みるみる君の姿を 表わして行く

夢の中の君は 真っ直ぐに
僕を見つめていた
現実ではありえない
夢の世界

声を掛けると 微笑んで
手を差し伸べたら
握ってくれて
現実ではありえない
夢の君

夢だとわかっていても
事実だと 願ってしまう
君の笑顔が
僕に そうさせる

夢でもいいから 君に触れたい
いつかは覚める この世界
わかっていても
覚めないでと 願ってしまう

このまま
何処までも 深く
君のいる世界へ 沈んでいきたいと
声を枯らせて 叫ぶ

星たちが輝く 夜空の下
瞳を閉じた僕の心には
涙と言う名の 星が降る

それが現実 それが真実



夢に囚われた 心の声

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