詩と物語

□あめくものつぶやき6
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まるで糸電話みたいだった
この糸は気持ちを運んでいた


いつでも誰かと繋がっていて
糸が揺れれば誰かへと伝わってしまう

知らないうちに糸は繋がっていた
忘れてくうちに糸は消えてしまった


糸を繋ぐ人が居る

糸を切る人が居る

糸を離す人が居る

糸を欲す人が居る


「自分にだけ」ができない世界で
小さな部屋の中
音の波が満たしている
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