parody
□美少女現る!?
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「…メイア、何をにやけているんだ?」
「え?なになに気になる?ソディアがあたしのこと気にしてくれるなんて嬉し――」
「いや、気持ち悪いからやめろ」
……ひどい。
泣き崩れるあたしに構わず、すたすたと先を進むソディア。
ああ、すっかりあしらい方が上手くなって…
「ちょ、待って待って!置いてかないでよソディアー!」
で、あたしがなぜ上機嫌かって?
それはだね、
「ソディアとデートvしてるから」
「ただの買い出しだろう!変なことを言うな!」
もー、照れちゃって可愛いなぁ。
嘘です、ごめんなさい。
本当は道具の買い出しです。
某、金髪腹黒隊長に殴られそうなので一応訂正しておく。
――旅の途中立ち寄った街で、足りない道具を補充するのはいつものこと。
そして厳正なあみだの結果、買い出し係に任命されたのがあたしとソディアだったわけです。
「これってもう運命だよね!?」
「…それじゃあメイアの先週の運命の相手はアレクセイ騎士団長だな」
「すみません冗談です」
それはちょっと勘弁だと思った。