青春
□高3 5月part2
[出会いは突然に]
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「っ…」
「ゴメン 倉田!!」
「………」
「…倉田?」
「伊勢崎…お前さっきから何回ゴメンって言っ」
ドンっ
背中に衝撃がきてよろける
「悪いっ 結」
振り向くとさっきまで教室の隅の方で応援団の打ち合わせをしていた上村の姿が…
トンっ
再び背中に衝撃…
「ごめん 倉田ー」
/…っ//
野上…
「………っ//
お前ら…ふざけてるだろ!?」
今日は体育祭を二週間後に控える土曜日
昼ご飯を食べてから応援団で集まって練習をするということになった。
「あはははは」
「伊勢崎と野上は仕方ないとしても上村はふざけてていいのか?団長だろ?」
「そうそう」
「そうそうって野上も倉田で遊んでたじゃんかー」
「あはははは」
「そういや俺
結にダンス教えに来たんだよ
決して結で遊ぶためではない!!」
「何かっこつけてんの…あと名前で呼ぶな」
ガシっ
上村が倉田の肩に乗っかる。
「いいじゃんかよー」
「重い…」
上村が倉田とじゃれていると、遠くから非難の声が飛んでくる。
「団長ー
遊んでないで仕事してくださいよー」
「わーったー
…じゃ、やるか結」
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