激安☆現実味

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?「ぁあ・・・あの!
ぼ、僕は、体力作りの為に走りに行ってくるので、し・・・失礼します!!」


そう言って勢いよく立ち上がった瞬間、熱がまだ下がっていなかったのか男の子は立ち眩みを起こしてよろけそうになった。

空(危ない!!)

瞬時に倒れそうになった男の子を受け止める。このぐらいの男の子なら私でも簡単に受け止めることが出来る。

空(私にはお肉が沢山ついてますし、いつも小平太君を受け止めているので受け止めるのは得意です!!)

自慢にならない自慢を心の中だけで言いドヤ顔する私はキモいと思います。傍から見てものすっごくウザい私に受け止められた男の子は慌てているのか私に謝ってきた。


?「ゎわ;!?ごめんなさい;大丈夫ですか灰色先輩!?」

空「私は・・・大丈夫。君(きみ)は平気・・・?
それに君は、倒れていた・・から体には注意して・・ね」
(私は、お肉のお陰で大丈夫ですよ。君は平気ですか?
それに君は、倒れていたんですから体には注意して下さいね)

?「僕は大丈夫です・・・って、エッ;!?
灰色先輩が僕の看病してくれてたんですか!?」


とりあえず、男の子を座らせてから注意をすると何故か驚かれた。

空(私って、そんなに看病が出来なさそうに見えるのですかね(泣)?)

少年の言葉に傷ついたけど、間違った事は言っていないので素直に頷く。少しばかり気を取り直して彼の枕用にしていた上着を羽織ろうと立ち上がると右手を掴まれた。


?「あ、あの…すいませんでした。灰色先輩が看病して下さったのに、お礼も言わないで逃げようとして。
改めまして、灰色先輩ありがとうございました」


私に何回も頭を下げる少年の姿が小動物のハムスターみたいに見えた事は内緒だ。

空(か、可愛い〜///この子テイクアウトOK!?)←(NGに決まってます。 By管理人)

頭の中が桃色お花畑になっていると管理人に注意された。少しくらいなら良いじゃないかと思っていたら、少年が必死に話をしていたようだ。
最初の方は聞き流してしまったが、まだあるだろうと期待を持って耳を傾けたが終わってしまっていた。

流石にこれは悪いと思い、ごめんなさいの意味を込めて少年の頭を撫でる。←(け、決して、この子が可愛いから頭を撫でた訳ではないんですよ;)


?「///」

私に頭を撫でられるのが嫌なのか、それとも、ちゃんと話を聞いてくれ無かったことに対して怒っているのか男の子は顔を赤くして私の事をジッと睨みつけてくる。

空(もしかしなくとも調子こき過ぎましたよね私;)

これ以上、怒らせるのもなんなので直ぐさま男の子の頭から手を離す。


?「・・・あ!
もっと撫でて下さい灰色先輩〜」


だが、私の考えていた事とは違っていたようだ。少年は猫撫で声で私に抱き着きグリグリと頭を私に擦り寄せてきた。



ブチッ



彼の可愛らしい行動と発言に私の中の理性がきれる。

空(可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いーーー(萌))

理性が抑えきれずに彼の頭をこれでもかッ!!という程に撫でまくる。
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