激安☆現実味

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[空Side]

盗賊事件から一週間が経って私は無事、忍術学園へ入学が決まり平穏な日々を送っています。
今は学園長から頼まれたお使いを終わらせ学園に帰る途中なんです。一人で歩いていると暇なので盗賊事件の事を思い出しています。

空(あの後、私達は学園長の庵まで一緒に行き、入学手続きと仙蔵君や文次郎君のお使いを終了させてきました。(※名前呼びなのは二人から名前呼びOKしてもらったので呼ばせて頂いています)名前呼びとか鈴ちゃん以来ですので嬉しすぎてハゲそうです♪)

平坦な道に歩いている者は私しかいないので存分にニヤけている。そのうち、鼻歌までし出す。

空(私が持ってきた団子(※まんじゅう、その他諸々)は心底喜ばれてお使いもしていない私にまでお駄賃だと言ってお金も頂きました。役得、役得♪
学園長との話が全て終わり、いざ、くノ一教室に向かおうと学園長と一緒に歩き出したらと仙蔵君と文次朗君に止められたんですよねー)


~回想~



文・仙「ちょっと待って(下さい)!!」

学「二人して、なんじゃ;?」

文「空は男じゃないですか!!
何故、魔の巣窟と言われているくノ一教室へ連れて行くんです?」

仙「そうです。忍タマ教室ではなく。何故、くノ一教室なんですか?」


二人は焦っているようで私の服を掴んで離さない。子供ながらも力強くって肌けてしまいそうだ。

空(いやーん、まいっちんg・・・ちょ、掴む力が強くなった?!男装時の一張羅が伸びますので止めて下さいお願いします(泣)
・・・て、ふざけている場合ではなくて、そんなことよりも文次郎君と仙蔵君。よろしくない顔をしていて女には程遠い私ですが、これでも女の子なんですよ(泣)?)

男だと間違えられた事に心の中で号泣していると私を見て呆れていた学園長が弁解してくれた。


学「お主らは何を言っとる?空は女の子じゃよ」

仙「学園長こそ何を言ってらっしゃるんですか?!どう見たって空はじゃないですか!!」

文「それに先程、学園長がおっしゃったじゃないですか…「##NAME2#は、1年い組の授業に出るから仲良くするように」…と!
だからでしょう?」


空(お二方、それ以上に何か言いますと私のチキンハートがズタボロになるので止めて頂けませんか(泣)?)

泣いて面倒くさいと思われるのは嫌なので必死に涙を流さないよう上を向いて外の空を眺めてる。
そんな私に気づいたのか学園長は私に聞こえないようヒソヒソと仙蔵君と文次郎君に何かを話していた。

空(なんでしょうね?
あ、生のヘムヘム見っけ。あとで触らせてもらいましょう)
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