激安☆現実味

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[空Side]

過去転生を暖かな春にして暑い夏になった。

この季節の間に早く独り立ちが出来るよう口を鍛えたり、寝返りの練習をしていした。そんな姿を見た人は苦笑したり、二人連れだとヒソヒソ話を始める。

何時も皆の行動を不思議に思っていたが今日、やっと意味を理解出来た。

空(「赤ん坊がバカな行動をしている〜(笑)」なんて思ってるんですね!?
・・・ケッ、どうせバカな行動してる赤ん坊ですよーだ。喋れるようになったら覚え下さいよ!!夜中に、リ○グの飴玉の唄を歌って差し上げます。














・・・なんて嘘です。
鳥ヤローの私がそんな事を出来る度胸も欠片もあるはずないですよ。
むしろ、歌を歌っている間に私自身が恐くて怯えます)

まだまだ小さな手を額に宛(あ).てながら現実逃避をしているのには訳がある。
というのは、現在進行形で灰色 空(※元19歳の大学生)が家族団欒の中で母乳を頂いているからである。←(もう、どーにでもなーれ☆)


母「ふふッ。空は本当に良い子ございますね。夜泣きもしないし、直ぐに眠ってくれますし」

父「まぁ、俺達の娘だからな。優秀なのは当たり前だ」


私の新しい母上(※お月)は母乳を飲みながら死んでる目をしている私を見て微笑む。その傍(かたわら)、父上(※政十郎)は暇人なのか私の頬っぺたをつつく。

空(元は成人前の小娘だったんですから夜泣きなんてしないですよ母上;
それに、父上。親バカ過ぎやしませんか?私は優秀なんかじゃなくて常識人なんですって!
ついでに頬っぺた突くの止めて下さい。乳が口から出るって)

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