激安☆現実味

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[空Side]

目を何回も瞬きさせたり、腕や手を使い目をゴシゴシと拭いたりして今の現状を壊そうとするが、一向に壊れない。

空(あ、あれ・・・?
此処は、何処ですかーーーーーーーーーーーーーーー!?)

黒い空間に一人、佇んでいる事に慌てまくる。

空(れ、冷静になれ私ッ!!ここは一先ず自己分析しましょう。
灰色空、年齢は19歳で女性。性格は温和でポジティブだお☆

















・・・ごめんなさい調子つきました。だから、そんなに白い目で見ないで下さい。
本当はチキンでダメな女性Aです(泣)顔とスタイルなんざ美人な両親に似ず下の下でございます。・・・・あれ?何ででしょう?心の汗が目から出てきてる。)

調子ずいた自分の心に虚しさが湧いて出てしまい、本当の事を言ったは良いが同時に哀しくなった。

空(ま、まぁ、ここまでは良いですよね?
それで、確か私は幼なじみの鈴ちゃんと遊んでいたはず・・・。

ちなみに、鈴ちゃんとはオタク友達で私にとって唯一の友人で親友なんです。
それに彼女は美人さんなので外に出て遊ぶ時にはナンパをされたり、学校に行く道で告白されたりするスーパーレディなんですよ!
私なんて異性の方と目が合うだけで皆さん顔を真っ赤にされて、不愉快だと言わんばかりに奇声を上げるんですよね。あれは私のブサ顔に怒りが溢れ出たんだと思いますよ)

あの時に土下座でもすれば良かったと風の音でも消せる声で呟いた。

空(それに、用事があったりして話し掛けて内容が終わった途端、皆さん黙って走り去ってしまいますし・・・。
ハァ〜;本当、鈴ちゃんみたく美人でステキな女性に成りたかったなぁ・・・

















・・・て、話が変わったじゃん!?だからダメダメなんですよ!しっかりしろ自分ー!)

自分自身を殴るのは痛いのでポカポカと黒い空間を殴るが何の反応を示さない。
むしろ、自分の手が赤くなり痛くなったので叩くのをやめた。

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