激安☆現実味

□20.5
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善法寺先輩の事は、聞くんだなぁと呟いたら雷蔵から小突かれた。←(めんごめんご(笑))


雑「ふんふん。
伊作君の頼みとあらば断る訳にはいかんな。」


依頼状をピラピラと靡(なび)かせて真面目な事を言っているが、横座りをしているせいで台無しだ。


竹「あの組頭、なんとなく三郎に似ている気がするのは俺だけか?」

尾「あ、ハチも思った?」

鉢「おいおーい。そこの変な髪兄弟。この崇高で気品のある私の何処があの組頭に似ておるのだ。」


おちゃらけ感を少し出して言う私に皆は呆れている。←(ここは笑うところだよ。ちみ〜。)


久「なんとなく、その巫山戯(ふざけ)てる所なんてそっくりだよ。」


呆れた顔をしながら言う兵助に同期の花達は、うんうんと頷く。


鉢「ヒドッ(泣)?!雷蔵〜。皆が虐めるよ〜(泣)」

不「あは(笑)もっとやっていいよ(黒)」

鉢「雷蔵様〜(泣)」


悲劇の主人公しかり倒れ気味に泣いている(※まぁ、嘘泣きだけどな)と潮江先輩が話しかけてきた。


文「おい。遊んでるなよ。
タソガレドキ組頭と勝負する順番を決めるぞ。」

不「あ、すいません。
ほら、嘘泣き止めて。行くよー。」

鉢「ちょ、雷蔵さん;擦ってる、擦ってるって;」


雷蔵が私の襟を掴み、づるづるとひきづりながら先輩の元へと行く。←(愛が痛いよ雷蔵)



〜〜〜



雑「さて、誰からくる?」

不「一番手は私、5年ろ組の不破雷蔵です;
阿弥陀籤(あみだぐじ)で順番を決めました〜;」

竹「雷蔵ー!!頑張れよー!!」

久「頑張れー!」

鉢「へい!!相手はビビってる!」

尾「へいへいへーい!!!」

雷「ちょっと、そこの二人。あとで引きちぎるよ?」

鉢・尾「さーせんでした(汗)!!!」


勘右衛門と一緒に雷蔵を和まそうと頑張ったんだが、黒い空気を出されて恐かったです。


雑「・・・凄い頭だねー;
ところで得物(えもの)は何にする?君の得意な物でいいよ。」

雷「え"?えええーっ!!!
こんな場合どんな武器を使えば良いのやら〜;」


タソガレドキ組頭の質問に髪が川の湿気で爆発してしまった雷蔵は頭を抱え込んだ。

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