激安☆現実味

□20.5
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[鉢屋三郎side]

私達5年と6年は、タソガレドキ組頭に戦いを挑む為、善法寺先輩が書いたようにみせた偽紹介状を持って奴の前に現れた。


文「おい!!タソガレドキの忍者!!
これを読んで俺達と勝負しろ!!!」

雑「えー。今、仕事中だよ。
子供は、家に帰ってお饅頭でも食べてなさい。」


煩わしそうに私達を見るタソガレドキの組頭は、手を払って遠回しに帰れと言う。


小「いいから、この依頼状を読め!」

雑「よっと。」


学園一、暴君でいらっしゃる七松先輩は潮江先輩が持っていた依頼状を無理矢理ぶん取り、タソガレドキ組頭に手裏剣の如く投げたが、やすやすと取られてしまった。


鉢「当たれば良いのになー。」

不「こらこら;」


ありのままの気持ちを言ったら雷蔵に軽く戒められた。


雑「もう、大人は忙しいんだって。」

陣「枠線を破ってまでして他のコマを覗き見る事がですか?」


小説だとわかりにくいが、タソガレドキ組頭が漫画の枠線を破り1年生と灰色先輩のコマを除き見ていた。


雑「えー。だってぇ空ちゃん可愛いしー、尊奈門が良い子達の口車に乗せられて楽車の術に嵌められているのを見てんの楽しいんだもん!」

陣「はいはい。組頭の惚気(のろけ)と尊奈門イジリは聞き飽きました。
それから・・・。」

雑「それから?」

陣「横座りもやめて下さい。」

雑「なんで?」

陣「士気が下がります;」


タソガレドキの小頭に不平不満を嘆いているタソガレドキ組頭に苛立った潮江先輩は貧乏ゆすりをしながら文句をぶちまけた。


文「あーー!!いいからその依頼状を読め!!!伊作からだ!!!」

雑「え?伊作君から?」

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