激安☆現実味

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[空Side]

諸泉さんと土井先生による勝負が1年は組によって平和的に無くなり、私は魚を皆でうまうまと食べていた。

空(はぁ〜♬魚ぷまいぷまい♪
カルシウムは勿論の事、DHA、EPAが入ってますから、この頭の悪い私を活性化してくれますし、何よりぷまい!!
やっぱり、人間は食べる事が大事ですよね〜。)

のほほほ〜んとまったりゆったりして可愛い後輩達を目で愛でてと過ごしていると突然、煙玉が私達の近くに飛んできた。


バフュ〜ン
「げほげほ、げほ。」


自身で投げた煙玉の煙を吸い込んでしまったのか、嗄(しわが)れていて咳き込んだ音が聞こえる。
私の肺にも少し入ったが、手で口を覆いこれ以上入らないよう努力する。この白色に覆われる中で慌てない私達に対し、諸泉さんはいきなりの事で慌てている様子が声を聞いてわかる。


諸「ゲホ、敵襲か?!」

土「あぁ、諸泉君。安心してていいよ。」

き「そうそう、げほ、何時ものなんであまり気にしない方が、ごほ、良いっすよ。うぇ。」

笹「きり丸、げほげほ、しゃべると、ごほ、口に煙が、ごほ、入るよ。」

廓「そういう、兵太夫もね。
はい、もう遅いと思うけど二人とも手ぬぐいを使いなよ。」


目の前が真っ白で見えないが、きり丸君と兵太夫君に手拭いを渡している音が聞こえた。


?「げほげほ、ごほ。煙の量が多すぎたようじゃの、ごへ。」


先ほどまで視界が真っ白だったが、だんだんと自然の色が付き始めた。


土「咳き込むのでしたら止めて下さいよ学園長先生。」


そう、もうお察しの通り、煙玉を投げたのは我らの学園長先生である。


喜「吉野先生も一緒にいるんでしたら、学園長の事を止めて下さいよ〜。」

吉「ん〜。言っても学園長先生はあまり聞いて下さらないからね〜。」


喜三太君が学園長の付き添いで来ていた吉野先生に投げかけるも不発に終わった。

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