激安☆現実味
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[政十朗Side]
今年の春、俺とお月に初めての子供が出来る。
その子の名前は空。
政(可愛くて美人な俺達の娘にはピッタリの良い名前だろ?(※親バカ)
だが、空が生まれて来る時はそれはもう大変だった;
出産予定日を過ぎても生まれて来なくて心配になったが、お月や産婆達が頑張ってくれたお陰で予定日より二日過ぎに生まれてきてくれた。
これには、流石の俺も寿命を縮めたな;)
そんな事を露知らず、可愛い空はスクスクと元気に育ってくれている。
生まれてまだ、間もないのに手足や口を動かす空を見た隠れ里の皆は「麒麟児が生まれた!!」などと誉めそやす。
政(当たり前だ!俺とお月の子だぞ!!)
ドヤ顔をする親バカな政十郎は、お月が空に食事を与えている所を見ている。
政(決して、ぼ、母乳と言う言葉が恥ずかしくて、"食事"と言い直している訳では無いからな///)
誰も囃し立てた訳でもないのに顔を真っ赤にして言い訳をする彼は馬鹿だと思う。
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