とある風紀の音嶽葬射

□あなたは<聞こえる>
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ここは「学舎の園」のあるケーキ屋

5人はここでケーキを食べようと計画したのだった

「うーん
苺のクロスタータってやつか…
いやいや
モンテビアンコ
って言うのも美味しそう…
このチョコラータって
言うのも捨てがたい!」

「そんなに悩むような
ことですの?」

「ま、まぁ
私はチーズケーキって
決めてましたから」

初春がなかなかケーキを決めなかったため中々先に進まなかったのだが…

「そう言えば
奏は何にしたんですの?
あなた甘いの苦手
でしたわよね?」

"カカオ99%の
チョコケーキだけど?"

「「「「99%…!?」」」」

音波は
何かおかしい?
と言いたそうに小首を傾げた

その直後初春の携帯に支部にいる固法から風紀委員の呼び出しがかかった

「行きますわよ
初春、奏」

「はい」"りょーかーい"






「まったく…
折角の非番の土曜日だと
言うのに……アイタ」

「イタッ」

「…」

支部に着いた3人に固法による冊子を丸めた棒での制裁がくだされた

「到着早々ぼやかないの」

「すみません固法先輩…」

「で呼び出した理由は何ですの?」

よほど早く学舎の園に戻りたいのか、白井は早く結論を出すように固法をせかす

「昨日の放課後から夜にかけて
常盤台の生徒ばかりが
6人連続して襲われる
事件があったの」

「「!」」 "何処ですか"

驚きを隠せない白井と初春に対して音波は冷静に対応する

「全て学舎の園の中よ」

"被害者の関連性は?"

「今のところ常盤台の
生徒っていうことだけよ
常盤台中学にはレベル3以上の
能力者しかいない
それを狙い、いとも簡単に
倒していることから…」

「相当の能力者ってことですの?」

白井の適確な推理に頷く固法

「可能性は高いわね…
ただ能力は不明被害者は全員
スタンガンで昏倒
させられているの」

「それで意識を
失った被害者は…?」

「写真があるけど…」

固法はそう言ってパソコンをいじりその写真の画面を出した
そして顔をしかめる

「酷いよ?」

「「!」」 "お願いします"

その写真を見た3人は思わず驚きの声をあげずにはいられなかった
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