from me
□Happy birthdayU
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今日朝目覚めたときにはそんなそんな理不尽な一日が始まってた。
でもアタシはアンタを憎めず一日を過ごすの。
だってどんなに苦しめられたってアンタのことアタシが嫌いになれるわけないのよ。
だってほら見て?
鉛のように重くなった身体を休ませようと歩み寄ったベッドの上には2本の薔薇の花とそれをまとめるシルバーのリング。
今年は高いお酒やきれいなかんざしをもらったのにやっぱり一番高いのはこのプラチナの指輪。
そういうところが嫌いなのよ。
人がようやく嫌いになれそうなときに限って…
でも結局アタシはその指輪を左手のあの指にはめなくちゃ気がすまなくて…
指にヒンヤリとした感触を伝わるとアタシは思った。
やっぱりアンタには勝てそうにないって…
だからいつか取っ捕まえて今までのどのプレゼントよりも高くてどんな愛より大きな愛をもらってやるんだから。
覚悟しなさい!!