恋をする

□04.あなたの声が聞きたくて
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「ギン…」


ちゅ…

ヒンヤリとしたオデコに口付けた。


「ギン?」

少しだけ眉を潜めた気がした。


「ギン」


ギン…




ちゅっ




「えっ?」

唇にヒンヤリとした柔らかい感触…

そこにはニンマリと笑ったギンの姿。



「乱ちゃん…寝込み襲わんといて?」

「ギン!!」

「大人しく待っとってって言うたやん」

「バカ!!もう…話せないと思った」

「ボク、そないに弱ないで?」

「バカギン!!…乱菊って言って…?」




「乱菊、だぁいすきやで」




その声はしっかりとアタシの中に響いた。



ギン、アタシも大好きよ…
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