最近、私には日課がある(・∀・)!それは、、、 「..ねぇ 阿兎伏さん、聞いてます?」 「..聞いてるよ」 「じゃぁ、どう思います?」 「..いいんじゃねぇか」 「でた、阿兎伏さんお決まりの"いいんじゃねぇか"、やっぱり絶対聞いてない..(´;ω;`)ヒドイ」 「..大体あんたも物好きだねェ、寄りによってあのお方を好きになるだなんてよォ、ご苦労なこった」 「..(´・ω・`)」 「..そんな顔されたって俺にはどうすることも出来ねぇよ、なんせあのお方は女に興味ねェ、興味があるのは、、、」 「..強者、だけ」 「..分かってんなら精々強くなるこったな、、、嗚呼、あと、食いもんな、食いもん、その二つ以外あの人の頭にはねぇ」 「(´;ω;`)ヤッパリ?、、、、、、っぁ、分かっちゃいました、私、、、ビスコです、ビスコ!!【ビスコを食べて強くなろう】ってゆうじゃないですか!!食べ物だし強くなるし..そっか、あのお方はビスコを食べてあんなにもお強くなられたんだ(*´∀`)..よし!!私も今日からビスコ生活だっ(`・ω・´)シャキーン」 「.....勝手にやってろ;」 「..狽チあ、ちょ、阿兎伏さまあー何処行くんですかー」 「狽」るっせぇな、お前の妄想彼氏話に付き合ってる暇はねぇーんだよ!!」 「そんなこと言わないでくだされー私には阿兎伏様しか阿兎伏様しかー(´;ω;`)..っぁ、それから妄想彼氏じゃなくて脳内彼氏ですっ(/)ω(ヾ)」 「狽ヌっちだっていいんだよ!!こちとら今からせっせとその妄想彼氏様の尻拭いで忙しいんだ!分かったら放せ、」 「買Cヤー答えをくれる迄放さないー」 「狽セから諦めろって言ってんだろ!!お前だって、女なんかに興味ねぇーとこが好きなんだろ!?」 「..ぅゔ(´;ω;`)そうだけど、、、やっぱりイヤー行かないでー私を独りにしないでー孤独死はいやー」 「狽オらねーよ、んなことまで」 そう、私のここ最近の日課とは阿兎伏さんに恋のお悩みを聞いてもらうこと(`・ω・´)!! いつも素っ気ない態度の阿兎伏さんだけど、何だかんだ言っていつも私の話しを聞いてくれる。そんな阿兎伏さんが私は大好きだ。 あのお方が阿兎伏さんを傍に置かれる理由がよく分かる..とゆうことは私も阿兎伏さんの様な人にならなければ(`・ω・´)ゥン! そしていつもの様に私は足早に去ろうとする阿兎伏さんに駄々っ子の様に縋って放さない(`・ω・´)シャキーン ..すると、 「こんな所で何してるの?元老が読んでるよ、阿伏兎」 その神々しいお姿がお見えになられる、、、 「....か、かむいさま(・゚-゚・)きゅん」 「..っお、噂をすれば妄想彼氏様のお出ましじゃねぇか、良かったな、..じゃ、俺はこれで、」 「、、、ぇ、Σっちょ、待って下さい阿伏兎様!!私も一緒に行きまするのでっ(`・ω・´;)オイテカナイデ」 予想外の神威様の登場に動揺を隠せない私、そんな私を平気で置いて行こうとする阿伏兎さん(´;ω;`) なので、私は当然阿伏兎様の後ろを追う(`・ω・´) 、、、が、 「Σ何でお前までついて来んだよ、俺がせっかくチャンス与えてやったのによ!!さっさと妄想彼氏様のとこに戻れ!!」 「ひどい阿伏兎しゃん(´;ω;`)生まれたての小鹿をひとりにするなんて..(´;ω;`)ヒトデナシ..私、阿伏兎しゃんが居ないと何も出来ないよ(´;ω;`)」 「誰が人で無しだ、いいか、ライオンは産まれてきた我が子を泣く泣く崖から突き落とすんだ、、、愛故にな、 「...(´・ω・`)?」 「可愛い子には旅をさせろだ、分かったらさっさと行ってこい」 「..でも私、兎だもん(´;ω;`)ライオンじゃないもん」 「例え話だよ、例え話!!つか、さっきは小鹿とか言ってなかったかァ(`-ω-´)」 「..ゔ(´・ω・`;)た、例え話だもん例え話」 なんて二人、埒の明かないやり取りを続けていると、 「ねぇ、さっきから二人で何話してるの?妄想何とかって何?美味しいの?」 どうやら私と阿伏兎さんのやり取りを桃色のアンテナをぴくぴくとさせながら一部始終を聞いていた様子の神威様、続けて、 「あと、君は一緒に行っていいなんて言ってないよ?」 キラリとその眩し過ぎる笑顔が私へと向けられた、 ..あ、あれ? もしかしたら、、、 ど、どうしよう(゚Д゚;) もしかしたら神威様怒ってらっしゃる?やっぱりあれかな?阿伏兎さんが盗られたとおおもいに、、、? 「..てゆうか、君は?阿伏兎の新しいペット?女狐の次は仔猫?阿伏兎も物好きだねっ」 「誰が好き好んでこんなクソ猫飼うかよ、」 「嗚呼、DSだっけ?」 「んにゃ、メガドライブだ、否、こいつは精々ゲームボーイくれぇか」 なんて流暢にもヘラヘラと話す二人の会話が流れる様に私の耳を通る、、、 「......」 けれど、何故か、 二人の楽しげ会話は、 何だか少し、 私の中をぽっかりと穴が空いたように涼しく感じさせていた、 当然それは私個人の勝手な問題で、二人の会話は尚も続いていた、 「ゲームボーイね、俺は好きだけどな、あのモノクロで点描な感じが、」 「あんたも物好きだねェ、今の御時世カラーは当然、何でも手の平サイズ、おまけに3Dときたもんだ..おじさんはついてけねぇよ、」 「人は移り気でいけないね、それにゲームボーイだって十分手の平サイズだと思うけどな」 「ま、欲を言ったらキリがねぇってこったな、」 私のことなんてどうやら完全無視のお二人、、、すると、 「ふ〜ん、でも阿伏兎はゲームボーイよりDS派なんだろ?」 「..否、だからメガドライブだって;(つか、俺任天堂派だから、そこんとこ宜しく」 「そんなこと知ったこっちゃないんだよ、^^」 「....;(コソ|ω・`)イヤ、ケッコウダイジダヨ)」 「要はさ、そのゲームボーイちょうだいってこと♪クリスマスだしっ♪阿伏兎には物足りな過ぎるだろ?」 「何、訳わかんねぇこと言ってんだ、あんた、」 「だからさ、そのペットちょうだいよ、その仔猫、」 と、私を指すかの様にこちらに視線を向ける神威様、 「今日から何処にも(阿伏兎のとこなんかに)逃げない様に首に鈴つけてあげる、」 「....ぇ、」 明らかにその先の主語となっているであろう人物に気付いていながら、 私の咄嗟に出たその言葉は何とも惚けたものだった。 だから彼は、 「..つまり君のことが気に入ったんだよ、」 "..おいで" そう言って、 私を手招きしてみせた、 私はそんな彼にマインドコントロールされるかの様に、とぼとぼと彼の下へと歩み寄り、 「..す、好きです、」 なんて、 涙ぐむ私がそこに居た、 そんな私に彼は、 「..うん、知ってる、」 いつもと少し違う、 やんわりと何処か寂しげな ..優しい笑顔を私にくれた、 「...ほんと、物好きな奴等が居るもんだ、」 溜息にも似た笑みと共に、 阿伏兎はそんな事を呟いていたとさ、、、お し ま い 。 物好きな奴が、 、、、此処に二人 物好きな二人:だから二人は寄り添う..例え、それが運命の悪戯だとしても..僕はあなたに感謝しよう、、、、ありがとう、神様。 |