虹の呪い
□初恋なんて信じない!
1ページ/1ページ
「ラルさん。一緒に散歩に行きませんか?」
「いい。一人で行け///」
「?顔が赤いですよ?」
「夏だからだ。そんなことも分からないのか?」
ラルは冷たい言葉で風を適当にはらうと、タオルを水で濡らし、頬に当てた。
ラルは風を見ると、何故かすぐに頬が暑くなる。理由は分からないが、知らなくてもいいことだろう。
しかし、もやもやが心の中にあるのがとてつもなく嫌だったのだろうか?不機嫌そうに顔が歪んでいる。
「初恋ね〜・・・」
「!」
「うふふ・・・」
「ルーチェ・・・貴様・・・」
「あぁ、私はただ・・・えっと・・・まぁ、いいわ!ラルは素直でなくても可愛いけど。素直なラルも可愛いかも♪」
「うるさい!・・・オレは初恋なんて・・・」
「早くしないと〜・・・スカルに取られちゃうわよ。最近、あの2人仲良いもの」
「・・・知らん」
「そう?後悔しない?」
ルーチェはじ〜っとラルを疑いそうに見ている。
「あぁ」
「・・・そう、じゃあ。いいわ」
悲しそうに背中を見せて歩くルーチェ。ラルはスカルと風を窓越しに見つけた。
すると、風はラルに笑顔で手を振った。
そしてまたラルは顔が赤くなる。
そして首を振った。
初恋なんて信じない・・・っと。
END
アトガキ
初ラル風(♀)
うん!百合オイシイヨ!