虹の呪い

□初恋なんて信じない!
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「ラルさん。一緒に散歩に行きませんか?」

「いい。一人で行け///」

「?顔が赤いですよ?」

「夏だからだ。そんなことも分からないのか?」



ラルは冷たい言葉で風を適当にはらうと、タオルを水で濡らし、頬に当てた。

ラルは風を見ると、何故かすぐに頬が暑くなる。理由は分からないが、知らなくてもいいことだろう。

しかし、もやもやが心の中にあるのがとてつもなく嫌だったのだろうか?不機嫌そうに顔が歪んでいる。



「初恋ね〜・・・」

「!」

「うふふ・・・」

「ルーチェ・・・貴様・・・」

「あぁ、私はただ・・・えっと・・・まぁ、いいわ!ラルは素直でなくても可愛いけど。素直なラルも可愛いかも♪」

「うるさい!・・・オレは初恋なんて・・・」

「早くしないと〜・・・スカルに取られちゃうわよ。最近、あの2人仲良いもの」

「・・・知らん」

「そう?後悔しない?」



ルーチェはじ〜っとラルを疑いそうに見ている。



「あぁ」

「・・・そう、じゃあ。いいわ」



悲しそうに背中を見せて歩くルーチェ。ラルはスカルと風を窓越しに見つけた。

すると、風はラルに笑顔で手を振った。

そしてまたラルは顔が赤くなる。

そして首を振った。

初恋なんて信じない・・・っと。


END


アトガキ

初ラル風(♀)
うん!百合オイシイヨ!

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