番外編と短編の本棚

□雨と記憶
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雨は嫌い
君を思い出すから
音も、においも嫌い
君のいない世界に気づくから
君と出会ったことが運命なら
君と離れることも運命だったのだろうか
雨が降るたび思い出す
君の声が、感触が
最後に抱きしめた温もりが
昨日のことだったように思える
もう一度でいい、君に逢いたい
まだ君に「愛してる」って言ってないんだ

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