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□HAPPY BIRTHDAY!
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「ここらへんに立っててくださります?」




「ねぇラフィーナ、何するの?ぷよ勝負なら早くやっちゃおうよ〜」



もうアミティは半泣きだ。






「みなさん、準備は出来てますわよね!?アミティさん、目隠し外していいわよっ!」





アミティが恐る恐る、目隠しを外す。






(え・・・?)




アミティの視界に入って来たものは、たくさんの同級生の姿。
隣町からわざわざ来たのか、レムレスとフェーリの姿もある。



「せーのっ」

『『『アミティ、HAPPY BIRTHDAY!!』』』




盛大なクラッカーの音と共に、アミティの涙は嬉し涙に変わった。





「うわあー!ありがとう・・・あたしみんなが誕生日忘れちゃったのかと思ってたよ・・・」



「ほんとは朝から覚えてたー」

「実験室行ったのは、飾り作るためだったんですっ!忘れてなんか、ないです。。」




「わたくしに覚えてないことなんてありませんわ」



みんなが口々に祝福する。



「みんな、本当にありがとう!最高の誕生日だよ!!」





「これは僕とフェーリからのプレゼント!・・・グラッサージュ!」




「ステリウム!」




レムレスが大量のキャンディーやケーキを魔法で出す。
それをフェーリの魔法で一点に集める。




「わあ・・・」




出来上がったのは大きなバースデーケーキ。





「フェーリとね、1週間前くらいから練習してたんだ。気に入ってもらえたかな?」




「ありがとう!レムレス、フェーリ!」



「いいのよこれぐらい、喜んでもらえたなら(レムレス先輩と一緒にいれたし)」





珍しくフェーリも頑張ったようだ。(不純な動機で、だが。)






「ぐー!」



「あっ、カーくん!だめだよ〜それはアミティのケーキ!!」





「あ、いいよアルル!みんなで食べよっ♪」



今度はクルークの魔法でケーキを切り分け、
みんなでレムレスとフェーリ特製バースデーケーキを頬張る。


「甘くて美味しいっ!本当にありがとう!」



「ぐーぐぐー!!」


「だから・・・カーくん・・・」








パーティーもお開きになった頃、アコール先生がアミティに近寄る。




「アミティさん、誕生日おめでとう。今日の朝は、ごめんなさいね」



「先生!じゃあ、朝の注意もサプライズだったり〜!?」



「うふふ。これは先生からのプレゼント。家に帰ってから開けるんですよ。」



ずっしりとした包みを渡され、アミティは笑顔で答える。



「ありがとうございます先生!また明日っ!」







アミティは幸福感に包まれながら帰途に着くのであった。








(今日はあたしの誕生日!)








(((HAPPY BIRTHDAY!アミティ!)))













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