p u y o
□HAPPY BIRTHDAY!
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今日は、アミティの誕生日。
(みんなあたしの誕生日覚えてるかな?わくわくだあ!)
「いってきまーす!」
いつもよりウキウキしながらドアを開けて、元気に学校へ行く。
しばらくすると、のんきにとことこ歩いていたシグに会った。
「あー。アミティおはよー。」
「シグ!おはよう♪」
アミティが返すと、シグは何か考えていた。
「・・・なんか、いいたいことあったけどわすれた。今日、なんかあったよね?」
常にぼんやりなシグのことだ。クラスメイトの誕生日などもちろん忘れているに違いない。
「えーっ!・・・自分で言うのもおかしいんだけどねー・・・あたし今日「あ、思い出した」
(シ、シグが人の誕生日を・・・!?)
アミティが一瞬驚き、一瞬期待する。
「今日、テストだ。アミティ、ノート見せて」
(や、やっぱりね・・・)
「・・・うん、後で貸すよ。はは・・・」
「ありがとうー」
「じゃあ遅刻しそうだから先に行くね!シグも急いだ方がいいよっ」
アミティは苦笑いをしつつ急ぎ足で学校へ向かった。
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