赤髪ナイトと泣き虫プリンセス

□練習試合@
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土曜日、今日は練習試合の日




俺はミキとこの炎天下の下、汗をかきながら学校へ向かっていた





ミキは今日偶然にも図書室に用があるらしいから一緒に登校中









『クソあぢーよブン太君………』


丸井「女がクソって言うなよ!υ

凄いとかにしろぃ!υ」





クソっ、まだ俺の言葉移ってんな…υ←




丸井「つかミキ、何しに図書室に行くんだ?υ」


『えー……何だっけ………』


丸井「待て!今泣くなよ!?υ
今泣いたら余計な水分の無駄遣いだろぃ?υ」




ウルウルになるミキの目にタオルを押し当てる




『ぁ、思い出した』




タオルを顔から退かして目をパチクリさせるミキ




『夏休み前に数学のテキスト終わらせてやるんだー』




そうか、もうすぐ夏休みだな




丸井「今年も泊まりにくんだろ?」


『行くー』


丸井「ま、当然だろぃ」





毎年ミキは夏休み俺の家で過ごす


ミキの父さんと母さんは仕事が忙しくて全然家に帰ってこねぇからな…υ

ミキの事大好きなくせに大変だよな




そうこう考えてる間に立海についた

















丸井「じゃあ帰りに図書室行くから待ってろぃ?」


『…あぢーよ……』


丸井「返事しろよ…υ」


『はーい……』




フラフラ歩いて行くミキに絶対図書室行くまでに2回はどっかとぶつかって泣くな…とか思った




















芥川「丸井くーーん!!!!」


丸井「よぉ芥川!」




跡部「今日はよろしく頼むぜ真田、幸村」


幸村「こちらこそよろしく」


真田「うむ」




今日の練習試合は氷帝と青学が来る予定だったはず


氷帝はとっくに来てんのに青学の野郎はなかなかこねぇ

何してんだよ…!υ




仁王「土、日は嫌いじゃき…
ブンちゃん、たまにはミキを部活に連れてきんしゃい
詰まらん」


丸井「お前何しに部活来てんだよ…υ」




だいたい来たとしても落ち込むのはお前だろ

いや、今日は学校には来てんだけどよ




赤也「!、ミキ先輩何処っスか!?υ」




さっきまで真田にビンタくらって沈んでた奴が復活しやがった




丸井「いねーって…υ」


赤也「なんだぁ〜υ」




コイツも何しに来てんだ(怒)












ガシャン…




丸井「やっと来たかよ青学……────!?




フェンスが開いたから振り返って文句の一つでも言ってやろーと思った俺はビシッと固まった。








『ぅぇ゙っ…ヒグゥゥ…(泣)』


宍戸「ょ…よォ…υ」





Σ何してんだお前は!!υ





宍戸「何か…手、洗いに行ってたら泣いててよぉ……υ」


『ヒグゥゥ…ぶ、ブンちゃぁ……(泣)』


丸井「何してんだよ(-"-;)」




タタタとこっちに向かって泣きながら来るミキ


走ってないのは褒めるけどさ、別れてまだ20分って所だろぃ…υ





宍戸「なんだ丸井の知り合いか?υ」


丸井「ああ、サンキュー宍戸…υ

ミキ何で泣い「Σああああっ!!」




誰だ俺の言葉遮りやがっ
たのは!!(怒)




バッと後ろを向けばものすごい向こうから赤也がこっちを指差していた





赤也「Σミキ先輩だ!!」


仁王「Σ何っ!?」




仲間増やしてんじゃねぇよ!!υ







幸村「?、ああ赤月さん」


『ゆ、幸村君…ヒグゥゥ…ごんにぢわ…(泣)』


真田「全くお前は、直ぐに泣くとは精神がたるんどる証拠だ」





後ろの2人を警戒していたら前から幸村と真田が来てミキと話始めた


助かったぜ、この二人が居ればアイツらも下手に動けねぇな






跡部「あーん?、何だその女は」


『ヒッ!υ』




ササッと真田の後ろに隠れるミキ



跡部、顔を少し歪めてやがる(笑)

残念だったな!



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