水の妖精

□私を置いてかないで…っ
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ロキ「やめてくれ…っ!!!υ

ミキっ!!

キミを死なせたくない!!!頼む…っやめてくれぇええええっ!!!υ」



『開け!!!獅子宮の扉!!!開け!!!開け!!!開けぇええええ!!!!υ







ズゥウウウウウウン






ルーシィ「な、なに!?υ」


ロキ「あれは…っ!υ」


『!υ』






滝の水が渦を巻いて出てきたのは…





ロキ「ま…まさか…そんな…

星霊王!!υ」




《ミキ……久しいな………》




『あの時のジィちゃん…?υ』


ロキ「え・・?υ」


『え??υ』


ルーシィ「ミキ……

ΣΣ知り合いなの!!?υ」




ロキには困惑した顔で見られて

ルーシィは私に叫んだ




『え、知り合いって言うか…υ

6年前…私に星霊の笛くれたの……あのジィちゃん…υ』



ロキ「え゙!?υ」


ルーシィ「ちょっと待って!?υ
あれって星霊の王様でしょう!!?υ

人違いじゃ……υ」




え、でもあのジィちゃん私の名前言ってなかった…??υ





《6年ぶりよの……》




ΣΣ完全にあの人だよ!!!υ




『ジィちゃん!!星霊の王様ならお願い!!υ

ロキを死なせないで!!υ』



《何故だ…

6年前孤独を感じていたお前に星霊を預けただろう…

何故古き友をも気にかける

お前は一人ではないだろう》





『ロキは大切な私の家族だ!!仲間だ!!

離れたくないのっ!!

だいたいロキは悪くないのになんで罪なんかで縛られないといけないんだ!!』




《人間との盟約において我は、鍵を持つ者をあやめる事を禁ずる

直接ではないにせよ、間接にこれを行った獅子宮のレオ

貴様は星霊界に帰る事を許されぬ

その法だけは変えられぬ…》




『うるさい!!!(怒)

ロキを戻さないって言うんなら…

私はお前と戦う(怒)』


ロキ「ミキ!?」


『お前を倒して、法なんか捩じ伏せる(怒)』




《よせ……、先程ので魔力はもう残り少ない…

お前を死なせれば…6年前が無駄になろう…》





『じゃああその法を変えてよ!!(怒)

無罪の人が有罪になって死ぬなんて可笑しいでしょ(怒)』




私が叫ぶと少し黙る星霊王





《法はかえられぬが、特例として

ミキに免じ…

獅子宮のレオ、星霊界への帰還を許可する》






嘘!?υ



『やった…やったルーシィ!!υ』


ルーシィ「うん!!υ」




ルーシィと抱き合って喜んだ





ロキ「ま…まって下さい

僕は…っ」




《それでも罪を償いたいと願うならば…

命をかけてミキを守り抜き、生きる事を命ずる…》







ロキ「…ぁ……ぁ…」




そう言って星霊王は消えて行った



涙を流すロキ







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