水の妖精

□左頬の痛み
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ドンッと背中を押されてミラの横に立たされた




水晶を覗き込むと見えた顔が驚いていた




『ラク兄!』


《ミキ?》


『何か状況をよく掴めないんですが…υ
皆困ってるからカムバック!υ』


《お前は怪我をしてねぇだろ》


『た、確かにそうだけどさ…υ』




確かに私は今回も怪我なんかしないで暴れるだけ暴れて

向こうのカウンターも破壊しまくってぶっ倒れましたさ


本当スイマセンだよ




《お前が無事な以上、俺はジジィが始めた戦争を尻拭いするつもりはねぇよ》


じゃあ一生帰ってくんな馬鹿(怒)





Σバシッ!!


カナ「Σ何言ってんのアンタは!!υ

戻すために連絡してんでしょ!!υ」




だ、だって…υ





『ごめんラク兄、今の嘘!嘘だから戻って来て!!υ

一生のお願いだから!!υ
頼むから!!υ』




じゃないと今現在私の背中に当たってるカードが私を貫きそうだ(泣)




《………こっちの用が終わりしだい…行ってやってもいいぜ》


『Σいや、今から来てよ!!υ
全速力でバチッと来て!!υ』



《用が終わったらだ》




それだけ言って水晶からラク兄の顔が消えた


Σオイイイイ!!υ




『…らしいです、スイマセン(泣)』


カナ「ミキが言っても来ないんじゃ仕方ないかな…υ」


ミラ「…………うん…」


『ゴメン…υ』




ラク兄めっ(泣)






ドオオオン




グラッ


『わ!υ』


トンッ


『!、ロキ』



いきなりギルドが大きく揺れだした

バランスを崩した私はよろめいた所にロキがいた



ロキ「何が起きたんだ?υ」


『さ、さぁ?υ』





アル「外だーっ!!」




アルの呼びかけによって私達は外に出た



































『Σ何あれ!?υ、ギルド!!?υ』




ファントムのギルドに足が生えて海の方から迫って来るのが見えた




エルザ「想定外だ…こんな方法で攻めて来るとはっυ」




『?、何か大筒出て来たんだけど!!?υ』




大砲が!?大砲なのかアレ!!υ



何か嫌な予感がする…υ






エルザ「まずい!!全員伏せろーっ!!υ」




叫びながら海の方に向かって走りだすエルザ




ミラ「エルザ!υ」


マカオ「どうするつもりだ!!υ」





走って行くエルザは換装をしだした





カナ「換装!?υ」


ロキ「お、おい!υ」






エルザ「ギルドはやらせん!!!」




『金剛の鎧!?υ』


ビスカ「まさか受け止めるつもりじゃあ!?υ」


アル「いくら超防御力を誇るその鎧でも!υ」


ワカバ「よせエルザ死んじまうぞ!υ」






大砲の先に強大なエネルギーがたまって行くのがわかる



ヤバイっしょアレ!!υ





『ちょっ、エルザ!!!υ』


ロキ「ダメだ!!行くなミキ!!υ」




行こうとした所をロキに押さえられた




『Σ放してロキ!!υエルザが!!υ』


ロキ「危険だ!!υ」




ナツ「Σエルザーーっ!!!υ」


グレイ「ナツ!此処はエルザを信じるしかねぇんだ!!υ」



グレイはナツを抑える











ドオオオオオン






『Σエルザぁあああ!υ』





エルザは金剛の鎧を剥がれ落としながらギリギリジュピターを止めて




倒れた





『エルザ!!しっかりエルザ!!υ』



エルザに駆け寄ると換装の鎧を何も纏っていなかった



よ、よかった…、生きてる


驚かせないでよエルザ…υ


それでもぐったりとしていた




エルザ「…ぅ……」



ナツ「エルザ!しっかりしろ!!」







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