水の妖精

□あとで覚えてるがいいわ!(怒)
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久しぶりに懐かしい夢を見た










ラクサス兄さんに初めて会った時の




懐かしい夢を・・・











































『……………(怒)』


「うわ!バケモノだ!!」


『私はバケモノじゃないって何回言えばわかるんだよ馬鹿』




それは7年前の事

水の竜、私の育ての親レインザードが突然消えてしまった後


行くあてもなくある町の外れにある空き家を借りて生活していた私


だけど、道を歩けば逃げられる


友達を作ろうとすれば石を投げられる

大人達でさえ、私を見て悲鳴をあげた


そんな日々かただ続くだけの時



ふざけるなよマジで、馬鹿だろ、皆馬鹿だろとか言いながら自分の空き家に戻ろうとしていた私の前にその人は現れた





「おい」


『?』



声が近くでした私は振り返ると、すぐ後ろに大きな金髪の男の人が立っていた




「お前か、この辺りで暴れてるバケモノってのは」


『あばれてなんかない、一回だけモンスターを倒したら勝手に皆がそう呼んだだけだし』





そう、町で暴れだしたモンスターを一度滅竜魔法で倒した時

それを見て皆は私をバケモノと呼んだだけです

私悪くないです




「お前、滅竜魔導士なのか?」


『そうだよ、だったらなんだよ!
証明なんかできないから、私の父さんのドラゴンは消えちゃったし』


「…そうか、じゃあお前一人なのか」


『一人だよ、町の人達なんかは嫌いだ
人間なんか大嫌い、馬鹿だし話聞かないし弱いし仲間外れにするし(怒)』




少しムカついてきた私は眉間に少しシワを寄せて男の人を見上げた




「俺は、お前と同じ魔導士だ
フェアリーテイルっつーギルドに所属している

俺が今日お前に会いに来たのはな、依頼があったからだ」


『…いらい…?』


「ああ、この町で無差別に暴れ回るバケモノを倒せって依頼だ」


『!!』




すぐに走って男の人から離れた私は近くの木に隠れた




『私はわるい事してないのに何で倒されないといけないの!?υ
馬鹿な人間は嫌い!早くどっか行ってよ!』




ギュウッと木にしがみついて必死に強がって見せる私


小さい私が震えてる




「何で逃げんだよ」


フワッ



『!!υ、は、離せー!!υ』



私の所まで来た男の人に軽く持ち上げられてしまう

足をパタパタ動かすけど全然抜け出せない



『私を殺しにきたんだ!!私は何もしてないって言ってんのに!!』


「ああ、知ってる、聞いた

だから依頼はなしだな」


『………え…?υ』



ピタリと止まった私は地面に下ろされた


不思議な事をいった男の人を見上げる




「なんだよ、お前暴れてねぇしバケモノじゃねぇんだろ?」


『ち、違う』


「じゃあ依頼になんねぇじゃねぇか、バケモノいねぇし」



あーあ、と少し晴れた空を見た男の人はチラリと私を見下ろして来た



「お前、寂しそうだな」


『…………』


「俺と来るか?」


『…………え』


「お前が寂しくならねぇように、俺がお前の家族になってやるよ

俺達のギルドに来い」



目の前に差し出された大きなてを見つめた私は

いつの間にか、その手を通り抜けて男の人の足に抱き着いていた




「俺はラクサスだ」


『…ラクサス…お兄ちゃん…』











































『………………あー…何と懐かしい夢を見たのでしょう私。』


グレイ「ΣΣいきなり起きてそのセリフかよオイ!!」


ルーシィ「Σてか目がまだ全然起きてないわよ!!υ」




私が家で朝を迎えた時、目の前にはルーシィ、エルザ、グレイ、ナツ、ハッピーがいた






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