水の妖精

□泣き顔を始めて見た
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何週間かたった






私は朝起きる事が無くなった



起きたら昼過ぎなんてパターンが多い


理由は一つ

ロキが起こしに来ないからだ


毎日起こしに来ていたロキがパタリと私の前から姿を消した


一体どうしたのか…υ




ギルドは完全に崩壊してしまった為

ミラが設計したもっと大きなギルドを皆で立てる事にした

毎日建設作業で忙しい日々を送っている






『はぁぁ…カウンター、カウンター』




テントで臨時に作ったカウンターに座ってスリスリとほお擦りする私




ミラ「あらあら(笑)」


マカオ「あいつどんだけカウンター好きだったんだよ!!υ」




ルーシィ「あー、家賃がぁ……(泣)」


『!』



ルーシィが隣に座って来た



後から聞いた話だと、ルーシィはとんでもない家のお嬢様だったらしい

でもその家とはこの間正式に出てきたとか(笑)



私とエルザとルーシィとナツ、ハッピー、グレイで正式にチームを組む事になり


ファントム事件から何回か仕事に行ってるんだけど


な…なんかどんどんルーシィから生気が抜けて行く気がする…υ



この間も町を私達で半壊させた所だ

私が町水浸しにしたり

ナツが火を噴いたり

グレイが凍らせまくったり

エルザが町を崩壊させたり

まぁ止めるルーシィからしたら大変なんだろう




『…………』


ルーシィ「?、どうしたのよミキ??
最近なんか元気ない?υ」


『え?』


ミラ「ふふ、最近ロキに会ってないから元気ないのよね」


ルーシィ「ロキが?υ」


『Σべ、別に……ロキなんか関係ないし……(-"-;)
ベタベタウザイし……』


ルーシィ「え…何この可愛い生き物…//υ」



ルーシィに頭を撫でられる私


私の方が歳上なのに(泣)




ボソッ
『…約束したのに………』


ルーシィ「?(約束…?)」




エルザ「ああ、こんな所にいたのか
ルーシィ、ミキ仕事へ行くぞ!」


『え゙ー、仕事ぉ?またー?υ』




ガシッ



ズルズルズルズル



エルザ「行くぞルーシィ」



『Σ首しまる!首しまる!υ』




私はエルザに引きずられながら仕事へ出た

























































  ──夜──










仕事を終えた私達は今日温泉旅館に泊まる事になった





私とルーシィとエルザは今温泉中……





『……………』


ルーシィ「ミキ…」


『何ルーシィ』


ルーシィ「ロキが気になるの?」


ブクブク…

『別に……』


ルーシィ「ミキ、ちゃんと話して?
私達友達じゃない」




ニッコリと笑ってくれるルーシィ




『ん゙ー……、たいしたことじゃないけど…

ロキさ、会った日からずっと毎朝起こしに来てくれてたんだ

なのにパッタリ途絶えて…υ』


ルーシィ「寂しいの?」


『Σさ!!?υ、さ、寂しくなんかないけど!!υ
なんか調子狂うって言うか…』


ルーシィ「だ、大丈夫よ!
ちょっと仕事に行ってたりで忙しいんでしょう?υ」


『ま、どーでもいいけど(笑)

のぼせた、先上がるわ!』



私は体にタオルを巻いて温泉から出た




エルザ「…………」


ルーシィ「ミキ…υ」





























   ──屋根──




屋根の上に上って星を見た



下ではナツ達が枕投げを行っていたけど

参加する気にはならなかった





『・・・・・』




何でロキは私の前から急に居なくなったんだろ…




『ロキ……』



「…ミキ」




『!?』




バッと後ろを振り返る





『あれ?υ』




私の周りには誰もいない


今ロキの声が聞こえたと思った




ああああ、末期だ(泣)






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