生と死

□駄菓子屋のおじいさん
1ページ/1ページ



幼いころからよく行った
駄菓子屋がしまってた


いつも駄菓子屋あけたまま
自転車でいろんなとこ行くおじいさんを見なくなった



学校の帰り道


駄菓子屋の入口に
沢山のおじいさんの写真

そしていつもみたいに
「こんにちは」ってはいると

しらないおばあさんの声がした



おじいさんは亡くなった



名前も知らないそのおじいさんは


知らないうちにこの世界にはいないんだ


また言えないんだ

「ありがとう」って


おじいさんへの最後の手紙

私はまた言えないのですね


よく知らないおじいさんだったけど

私は泣いた

悔しくて 悲しくて

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ