生と死
□駄菓子屋のおじいさん
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幼いころからよく行った
駄菓子屋がしまってた
いつも駄菓子屋あけたまま
自転車でいろんなとこ行くおじいさんを見なくなった
学校の帰り道
駄菓子屋の入口に
沢山のおじいさんの写真
そしていつもみたいに
「こんにちは」ってはいると
しらないおばあさんの声がした
おじいさんは亡くなった
名前も知らないそのおじいさんは
知らないうちにこの世界にはいないんだ
また言えないんだ
「ありがとう」って
おじいさんへの最後の手紙
私はまた言えないのですね
よく知らないおじいさんだったけど
私は泣いた
悔しくて 悲しくて