生と死

□1度だけ
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1度だけ

生きるのを

本当にやめようかと思った




色の無い世界

つまらない日々


友達だってつまらなかった


自分からそこにいたくていたんじゃない


ただ その人も一人だった


だから一緒にいようと言った


どうでもよかった

その人が一人でいようといじめられていようと

自分が一人だろうと・・・・・



その時私が生きていくために学んだのは

笑うこと

家族の前で クラスの前で笑って


何事もないように過ごした


嘘の笑顔だけが うまくなった


生活をずっと続けてたら疲れたの

どうして生きているのかわかんなくなった

私1人がいなくてもだれも悲しまない

きっとあの人だって

また私みたいに無神経で一人でいる子を探す


家族は少し悲しんでくれるかなって思った


嘘の笑顔だった私に

少しでも悲しんでくれるかなって



でも

今私は生きている

生きることが楽しくてしかたなくて

こんなに幸せでいいのかって思うくらい


嘘の笑顔ばかりの私に


一筋の光


近づくことさえ許されないと

勝手に決め付けていた人たち


初めてだった

心からの本当の友達

周りから理解されない考えを

言葉を


その人たちはちゃんと受け止めてくれた

初めて本当に笑えた


今でも私はその人たちを

尊敬し 敬愛している


同時に親友で


これ以上に幸せなことはない


生きていることにも

全てに感謝している


その人たちと私は違うところが多すぎた


周りからの信頼や尊敬のされ方

全てに差がありすぎるようで



光を見つけるまで


私は 暗くて 一人で

言葉すら人に伝えられない人間だった


なのにどうして

そんな私と共にいてくれるんだろうって



少しでも追いつこうって

頑張った 少しだけ追いつけた


でも、ちょっとだけ


あの時

1度の思いで 命を捨てなくて良かった


生きているから成長できる

あの人たちといられる


だから私は


生きる思いを伝える

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