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□チョコレート
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ある日、サクラがチョコレートケーキを作ろうとキッチンへと向かいました。

「美味くできるかなー?」
と不安になりながらも一生懸命チョコを溶かしたり、スポンジケーキを焼いたりしていました。

得に今日は特別な日でもなく、ただ今日は小狼が自分の家に遊びに来るということでケーキを作っていました。

チーンッ…
スポンジケーキが焼き上がって、溶かし終えたチョコをスポンジにぬり、チョコクリームをのせたら…

「か…完成っ!…かな?」

と一息つくと

「何が?」

急に後ろから声がして私は「きゃああああ?!だ…誰?」
と後ろを向くと、
「え?…あ、ゴメン勝手に入って」

小狼だった。

「あ…し…小狼か…ビックリしたぁ〜驚かさないでよー」

「…ゴメン。」

「いいけどw」
と急に元気が出てきた。
「インターホン押しても返事ないし、なんかあったのかなーと思って勝手に入ってしまったんだ。」

「あ…そうなんだ。ゴメンね?気づかなくて」

「いや、いいよ。オレも悪かったんだし…というかケーキ作ってたんだ。」

「え?あ…うん!そうなんだっ小狼が来たら一緒食べようと思って」

「へぇー…美味しそうだね。」
「本当?!」

「うん。」

「ありがとう。じ…じゃあ食べようか!」

「そうだね。」

とテーブルの真ん中に先程作ったケーキを置き、小皿を用意してナイフでケーキを取り分けた。

「はいっ小狼。食べてみて!」
「うん」

ぱくっ…モグモグ…

「ど…どお?美味しい?」

「…美味しいよ。すごく」

「やったー!良かったぁ〜」
「サクラも食べてみたら?」
「うん!」

ぱくっ…

「うんっ美味しい〜」

と言うといきなり小狼が席を立ち私の所にきた。

「へ?な…なに?どうした…」
の?

最後まで言葉が続けられなかったのはサクラの唇に小狼の唇が重なりあっていたからだ。
しかも深く…

「んっ…し…しゃおら…んんっ」

舌と舌が絡みあいさっき食べたチョコレートケーキの味がした。

そして5分ほどして唇が離れた時サクラの口元から透明な液体がツーッと流れた。
それを小狼が手でぬぐいそれを舐めた。
それを見たサクラはボッと赤くなり「あ…あの、し…小狼?」
と話し掛けると、
「ケーキを作ってくれたお礼。」と言いクスッと笑った。

そこからサクラはほとんど赤くなりっぱなしの一日だったそうじゃ

めでたし×2
あとがき
最後は日本昔話にみたいになってるw

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